それでも多くのファンが明菜の歌声を待ち望む。それはテレビ局も同じようだ。
「今年1月、BS―TBSで明菜さんの特別番組が放送され、そこに明菜さんが肉声を寄せたのです。衛星放送で声だけとはいえ、彼女がテレビ番組に出演するのは9年ぶり。他局に先駆けて出演させたBS―TBSは、一歩リードしています。今も明菜さんの事務所関係者とコンタクトを取り続けており、事務所側も次第に協力的になっているそう。“完全復帰のステージ”を最初に放送するチャンスを狙っているはず」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
先を越されたとはいえ、他局も諦めてはいない。
「有働由美子さんが司会を務める日本テレビ系の音楽番組『with MUSIC』も、出演のオファーをしていると聞いています。有働さんが“どうにかして明菜ちゃんを呼んでほしい”とスタッフに頼み込んでいるようです」
明菜にオファーをしているのか、日本テレビに問い合わせたところ、
「制作過程の詳細については、お答えしておりません」
と回答するだけだった。
明菜にとって唯一“信頼できる存在”
そんな明菜を、長らく支えてきた女性がいる。
「その女性こそ、明菜の元所属事務所の代表で元恋人と囁かれた男性の姉です。5月1日には、明菜さんが“歌手活動に専念するため”として、女性が所属事務所の新代表に就任しました。この一家との関係性は2000年に明菜さんが個人事務所を立ち上げてから。明菜さんにとって、唯一“信頼できる存在”なはず」(前出・芸能ライター)
5月上旬、都内にある女性の自宅を訪ねると、表札には2つの名字が記されていた。そのひとつには《NAKAMORI》の文字が。ここに明菜がいるのか─。
冒頭に続き富岡氏が話す。
「もう何十年も前ですが、明菜さんの“育ての親”と呼ばれる音楽プロデューサーの寺林晁さんから電話があったんです。“おまえ、明菜の会社をつくったら来るか?”と。“どういうことですか”と聞き返すと“明菜に関わった人間で、キレイな身体なのはおまえだけなんだ”って」