――MEGUMIさんや田中さんは積極的に美容法を発信していますが、一方で年齢不詳美女の石田ゆり子さん・井川遥さんはいつでもどこでもおきれいな印象です。打ち上げの飲み会や買い物姿などの隠し撮りすらおきれいですから……。

呂「石田さんは若い頃よりほんの少し、2、3kg程度ふっくらされたかな? それが、太った印象を与えず、でも肌のハリを保つ脂肪は維持できる、大人のベストの太り方なんですね。もし意識してこれを実行したなら、究極のアンチエイジング職人といえるでしょう」

――井川さんはモデル出身らしくママになってもおしゃれですてきですが、たまに角度により口横のシワが目立って見えるときが。これは痩せてらっしゃるからでしょうか?

呂「痩せていることもありますが、口下や首側の引っ張る筋肉が強いのかな? シワの原因となる筋肉に効果のあるボトックス注射をし、そのあとスジやへこみを注入してなくすヒアルロン酸の複合ワザがいいと思います」

――人気のHIFUや糸リフトではないんですね?

呂「ええ。引き締まり、こけが逆に目立ってしまうので、なくなった部分をナチュラルに足すヒアルロン酸の方がいいと思います

――こけで思い出したのですが、長谷川さん、みな実さんなど痩せ型の方ってデコルテ部の骨が目立つように思えますが、このような部分って整形でケアできるんでしょうか?

呂「ここもヒアルロン酸を注入できるので、それでふっくら感が戻りますよ。ダウンタイムが必要ですが脂肪注入も効果があります。実際にバスト部の痩せやたるみと合わせて施術される方も多いです」

――顔も身体も、女の美容は悩みと対策の追いかけっこですが、美と若々しさをできるだけ保つ方法があれば教えてください。

呂「一度の大きな施術より、こまめなケアとメンテナンス! お金をかけ大々的に手術するよりも、行きつけのクリニックを探してこまめに悩みにあった施術でメンテナンスし、自宅でのケアもしっかりすること。今回名前のあがった女性芸能人もきっと、どんなに疲れた夜も頑張っているはずです!」

今回お話を伺ったのは……
呂 秀彦(ロ ヒデヒコ)先生。R.O.clinic(アールオークリニック)院長。日本形成外科学会専門医。医学博士。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て2020年R.O.clinic開院。患者一人ひとりに真心と誠意を持って、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)に所属。