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ー 積極的にスカウト活動をする塙会長
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ー 漫才協会を一大組織にしたい野望

 2022年『M―1グランプリ』の覇者、お笑いコンビ『ウエストランド』の井口浩之と河本太が、5月16日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演。河本は、4月20日に起こした暴行騒動後、初のメディア出演となった。

「酩酊状態だった河本さんがタクシーを蹴り上げ、運転手に噛みつくなどの暴行事件を起こしていたことが報道されました。この件で河本さんは、予定していた仕事をキャンセルすることになりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 しかし、そんな河本が1か月足らずで復帰したのは、彼が所属する芸能事務所『タイタン』の先輩にあたる『爆笑問題』の太田光と田中裕二の存在が大きかったようだ。

2人は河本さんに代わってテレビ局や芸人仲間に謝罪してまわっていたそうです。彼らは、今のお笑い界でトップの一角にいながらも、腰が低く、芸能界で慕われています。そうした部分があったからこそ、後輩の不祥事も早々の沈静化につながったのでしょう」

 そんな爆笑問題に、熱視線を送る人物がいる。

「『漫才協会』の会長を務めるナイツ塙宣之さんです。以前から爆笑問題の2人に協会に加入してほしいとオファーしているんですよ」(協会に加入する芸人、以下同)

積極的にスカウト活動をする塙会長

 漫才協会とは、東京を拠点に活動する芸人たちによる、お笑いの普及や継承を目的に結成された一般社団法人で、90年近い歴史を持つ。

「2012年に塙さんが理事の一人として加わってから、ほかの芸人を積極的にスカウト。近年は知名度のあるコンビも続々と入会しており、会員数は爆増しています」

 塙は、2023年に漫才協会の会長に就任。より一層、組織の強化に勤しんでいる。

「塙さんには“笑いの中心を関西から関東にしたい”という野望があるんです。特に、時事ネタを絡めて知的な笑いを得意とする爆笑問題さんの芸風を“最も東京らしい”とリスペクト。そのため、塙さんは爆笑問題に幾度も協会への加入をお願いしているんです。一方の爆笑問題さんは“関東を背負って立つ”とか“組織同士の勢力争い”的なノリが苦手で、お断りしているようですが」