「タン、カルビ、何を食べてもおいしかったです!でも、入り口にある冷蔵庫に、アイドルのステッカーが貼られていて、あれは何だったんだろう……」(店を訪れた20代男性)
東京の渋谷にある焼き肉店の一角が、ある男性アイドルのグッズで、まるで“祭壇”のようになっているという。
「日本人男性11人によるアイドルグループ『JO1』のリーダー、與那城奨(よなしろ・しょう)くんのグッズであふれています。フォトスポットもあると聞いたので、ランチのついでに来てみました!」(20代の女性ファン)
ファンの聖地巡礼先が焼肉店!?
『JO1』は、2024年3月にデビュー4周年を迎え、5月29日に8枚目のシングルをリリース。
「韓国の人気オーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』の合格者で、2020年に結成されました。2022年から2年連続で『NHK紅白歌合戦』に出演。『日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞するなど、実力派グループとしても人気です」(音楽ライター、以下同)
グループとしての経歴に加えて、メンバー個人としての力もつけてきている。
「佐藤景瑚(けいご)さんは、現在放送されているフジテレビ系の月9ドラマ『366日』に出演。主演の広瀬アリスさんの同級生役を熱演しています。河野純喜(じゅんき)さんは、朝のTBS系バラエティー番組『ラヴィット!』で木曜レギュラーを担当。ほかのメンバーも、デビューから活躍の場を広げています」(テレビ誌ライター、以下同)
なかでも、デビュー前から一部で有名だったのが、前出の與那城。
「2018年に放送された欅坂46の番組『あっぷっプリ』で、渋谷にある焼き肉店の“イケメン店員”として大学2年生の與那城さんが紹介されました。デビュー後、この放送回が話題になり、ファンが店に殺到。きっかけは不明ですが、ファンが彼のグッズを店に置いていくようになり、それがいつの間にか“祭壇化”しているようです」
その“祭壇”は、木製の棚になっており、與那城のアクリルスタンドやCD、本人直筆と思われるサインもある。
この焼き肉店に、與那城のアルバイト時代について話を聞いてみた。
「JO1としてデビューする直前まで、バイトをしていました。その後も店がテレビで紹介されて、ファンの間では“奨くんがバイトしてた店”として話題になりました。今は“聖地巡礼”として、多くのファンが来店してくれています」(焼き肉店の店員、以下同)
この“祭壇”ができた経緯も聞いてみると、
「ファンの方が、帰り際に“お布施”といった気持ちで、CDやグッズを置いていくようになり、それが続いて“祭壇”のようになりました。最近、彼が使っていた当時のタイムカードが出てきたので、それも飾っています」
とのこと。ブレイク中の彼のお宝グッズなら、店の売り上げにも、ファンのご利益にもつながっているハズ!