3位に入ったのは、冒頭でも触れた『シティーハンター』の冴羽リョウが早くもランクイン。
「同作品が大好きで基本的に実写化には反対だが、鈴木亮平の冴羽リョウにはやられた!」(北海道・36歳・女性)、「冴羽リョウのものすごくカッコいい面と、めちゃくちゃふざけている面の二面性をよく表現していた」(東京都・55歳・男性)など、リョウの持ち味と魅力を巧みに表現し、往年のファンも太鼓判を押す仕上がりに。
「今、日本で冴羽リョウを演じられるのは鈴木亮平さんだけでしょう。国外でも注目されている作品なので、この役は海外進出のきっかけになるかもしれませんね」
まさにハマり役の“リョウちゃん”を抑えて2位に入ったのは、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)の喜多見幸太。事故や災害などの現場に医師が自ら駆けつける救命救急チーム、TOKYO MERのチーフドクターだ。
「命の尊さと医学の可能性をとことん信じてやり抜く、情熱あふれた熱血漢ぶりに共感した」(大阪府・60歳・男性)、「『現場に行かなきゃ助けられない命もあるんです』と、理想の救命医療に邁進していく姿に感動」(東京都・61歳・男性)との声が多数。
「手術のオペレーションのスムーズなセリフ……手術器具の扱い方など相当練習したと聞き、驚いた」(東京都・64歳・男性)との意見もあり、彼の華麗なメスさばきも見どころだ。加えて、喜多見医師がたびたび披露する美しい筋肉に見惚れる視聴者も続出したとか……。
そして栄えある第1位は、大河ドラマ『西郷どん』(NHK)で演じた西郷隆盛。“100キロ超の巨漢”との記録が残されている西郷を演じるため、25キロの大増量を敢行。
「役作りのために体重を増やし、西郷さんらしい容姿になるのは大変だったはず。感心しながら見ていた」(三重県・67歳・男性)、「難しい鹿児島弁を西郷になりきって表現されており、鹿児島人の私もびっくり」(鹿児島県・37歳・男性)などのコメントも。体形だけでなく、方言でも役者魂を見せたことが首位につながった。
「鈴木さんご本人は、西郷の肖像画とは似ていない薄めの顔立ちですが、高い演技力と、持ち前の華で見事に西郷どんを表現していました。彼は年々好感度が上がっていますし、再び大河ドラマの主役を張る日が来るかもしれませんね」
実力と魅力を兼ね備えたカメレオン俳優・鈴木亮平から今後も目が離せない!
大人男女1000人に聞いた「鈴木亮平のハマり役ランキング」
(順位 役名/タイトル 票数)
1位 西郷隆盛 大河ドラマ『西郷どん』(NHK、2018年) 156票
2位 喜多見幸太 『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系、2021年) 123票
3位 冴羽リョウ 『シティーハンター』(Netflix、2024年) 98票
4位 佐野文吾 『テセウスの船』(TBS系、2020年) 65票
5位 色丞狂介/変態仮面 『HK/変態仮面』(映画、2013年) 64票
6位 南雲脩司 『下剋上球児』(TBS系、2023年) 59票
7位 秋山周太郎 『天皇の料理番』(TBS系、2015年) 53票
8位 上林成浩 『孤狼の血 LEVEL2』(映画、2021年) 28票
9位 村岡英治 連続テレビ小説『花子とアン』(NHK、2014年) 27票
9位 剛田猛男 『俺物語!!』(映画、2015年) 27票
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて5月中旬、全国の30歳以上70歳以下の男女1000人を対象に選択方式で実施
取材・文/とみたまゆり