「天皇、皇后両陛下は、6月22日から国賓としてイギリスを公式訪問されます。外国訪問の際は、事前に記者会見を開くのが通例ですが、今回の訪英前の記者会見は、陛下おひとり。“雅子さまは出席されない”と一部で報じられました。最近はお出ましも増えており、雅子さまのご体調は安定している様子なので、宮内庁としても大切な訪英前にご負担をかけたくないという思いがあったのでしょう」(皇室担当記者、以下同)
雅子さまのご体調を気遣う宮内庁
雅子さまのご体調を気遣う宮内庁の姿勢は、4月に行われた園遊会でも垣間見えた。
「園遊会に招待された現代美術家の横尾忠則さんは三笠宮信子さまとお話をされている際に具合が悪くなって倒れてしまったんです。しかし、この事実を宮内庁は雅子さまには伝えなかったそう」
横尾さんの状態を雅子さまに伝えなかった宮内庁の意図について、ある皇室ジャーナリストは次のように分析する。
「園遊会は両陛下の主催ですから、招待者が倒れたとなると両陛下からのお見舞いがあるはずです。お見舞いがないとなると、側近が雅子さまに報告していないのだと思います。雅子さまは心配性なところがあります。つつがなく公務や宮中祭祀に出席されることがいちばん大切なので、精神的な負荷をかけたくないという思いから、宮内庁は雅子さまに伝えなかったのでしょう」
園遊会では「ある違和感を覚えた」と、このジャーナリストが続ける。
「横尾さんとは、ほかの招待者よりも長い時間お話しされていましたが、招待者はみなさん特別です。特定の人と長く話すのは違和感を覚えます。両陛下とお話しできるというのは、誰しもが喜びを感じるもので、なるべく多くの人と会話する時間を確保するべきだと思います」
横尾さんは自身が飼っていた猫の『タマ』を描いた画集を出版するほどの愛猫家でもあり、両陛下との会話では“猫談議”に花を咲かせた。実際、どのような話をされたのか、横尾さん本人に聞いた。