『ミニモニ。』左から辻希美、矢口真里、加護亜依、ミカの初期メンバー(2001年)
『ミニモニ。』左から辻希美、矢口真里、加護亜依、ミカの初期メンバー(2001年)
【写真】「場末のスナックのママみたい」ツッコミが殺到した加護亜依の近影

 加護ちゃんの来し方を振り返ってみましょう。わずか12歳でモーニング娘。入りした加護ちゃんは、子どもっぽさや末っ子的なキャラで人気を博しますが、実生活では大のオトナ以上の活躍を見せます。’11年9月29・10月6日号の「女性セブン」によると、加護ちゃんの両親は離婚しており、母親は再婚しています。継父はビジネスを立ち上げますが失敗、借金だけが残ります。その借金を返したのが、芸能界入りしてスターとなった加護ちゃんだったのです。デビュー2年目に高額納税者となった加護ちゃんですが、それでもお金は足りなかったそうで、お母さんから「事務所にお金を借りられないか」と相談されたこともあったそうです。

18歳年上の男性との温泉旅行と喫煙で契約解除

 複雑な家庭に育った少女がスターとなり、親孝行をするのは日本人好みの美談ですが、加護ちゃんは未成年時の喫煙を「FRIDAY」に報じられ、1年間の謹慎処分を受けることになります。謹慎中に今度は18歳年上の男性との温泉旅行と喫煙が「週刊現代」に掲載されると、所属事務所に契約を解除されてしまうのです。悪いことは重なるもので、この頃、両親は離婚をし、加護ちゃんは母親ときょうだい3人の生活費用を稼がなくてはいけなくなってしまったそうです。

 謹慎中にオトコと温泉に行っている場合ではないと私は思いますが、’10年9月30日配信の「ポストセブン」によると、加護ちゃんのお母さんはこの男性を信頼している様子。「雑誌にはいろいろ書かれていますが、実際の彼はとても好感が持てる人物。(中略)。ハワイへは亜依と一緒に行ってくれて、滞在費とかもろもろ面倒をみてくださったようです」と語っています。実際に会ったことのあるお母さんが問題ないと言うのでしたら、外野があれこれ言う必要はないでしょう。でも、「滞在費とかもろもろ面倒をみてくださった」という発言がちと気になりました。娘が芸能人としてがけっぷちに追い込まれているのに、お母さんが気にしているのは、加護ちゃんではなく、相手の懐具合、もしくはカネ離れの良さのように思えたからです。

 この男性とは縁がなかったようで、加護ちゃんは会社役員の男性と結婚します。‘14年10月25日配信「日刊ゲンダイ」によると、港区の家賃月100万円はくだらない高級マンションに住むなどセレブな生活ぶりでしたが、経営していた飲食店の多くを手離したほか、登記上の所在地に会社が存在していないなど、ビジネスはうまくいっていなかったそうです。借金を取り立てられた際、男性が山口系暴力団組長の名前をちらつかせたということで恐喝未遂、違法な高金利で貸し付けをする出資法違反容疑でも逮捕されています。‘14年11月13日号「女性セブン」は、この男性を「黒社会との繋がりも深いとされ、以前から“いわくつき”と言われる人物でした」と報じており、善良な市民ですと断言できる人物ではないようです。その後、加護ちゃんはお子さんを連れて離婚します。