親のネタもうまく使いこなす

 3位は岡田結実(24)。

 父親はお笑いタレントの岡田圭右、母親は元お笑いタレントの上嶋祐佳。

「コミカルな役を中心に確かな演技力がある」(東京都・54歳・男性)、「バラエティーもドラマもこなせる」(愛知県・46歳・女性)と、バラエティーもできることに称賛が集まった。

「お父様のネタ“閉店ガラガラ”も進んでやるなど、2世であることをすごくうまく活用されていますよね。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』での女中役も印象的。普段の明るく元気なイメージとは違う闇のある女がすごくハマっていた」とカトリーヌさん。

 デビューは1歳のときで、ジュニアモデルとして活動するなどキャリアは長い。「彼女がまだ24歳ということに驚き。末恐ろしいものを感じます。トークにしてもそうですが、やはり2世は度胸がある。そこが2世のDNAなのかも」(カトリーヌさん)

 2位は新田真剣佑(27)。

新田真剣佑。
新田真剣佑。

 弟の眞栄田郷敦と共に兄弟そろってランクインを果たした。

「父の影が見えない。今後期待が持てる」(千葉県・43歳・女性)、「イケメンで何でもできる」(兵庫県・34歳・女性)、「アクションもすごいし演技力もあるので国際派として活躍できそう」(埼玉県・55歳・女性)と、世界的な俳優になれそうという期待の声が上がった。「お父様は昭和のイケメンだけど、真剣佑さんは令和のイケメン。今の若い人たちはむしろお父様のことをよく知らないのでは」とカトリーヌさん。

 父の千葉さんはアクションスターとして活躍し、ハリウッドに進出。新田もロサンゼルスで育ち、幼いころから空手の手ほどきを受けている。

ネイティブの英語が話せるのは彼の強み。Netflixの海外制作ドラマ『ONE PIECE』にも出ていましたが、それはお父様の夢でもあったと思う。ゆくゆくはマーベル作品や『ミッション:インポッシブル』に出てほしい。トム・クルーズとの共演を期待したい(笑)」(カトリーヌさん)

 第1位発表の前に、6位以下のランキングを見てみよう。

 6位は俳優の村上淳・歌手のUAが両親の村上虹郎で43票、7位は元「THE BOOM」宮沢和史の息子、宮沢氷魚で41票。8位はナレーター・林田尚親の娘の大原櫻子で33票、9位は京本政樹の息子、京本大我で29票、第10位には哀川翔の娘、福地桃子が20票でランクインした。「彼らの共通点は、親は親、自分は自分というのがはっきりしていること」とカトリーヌさん。昔とは2世のあり方が変わってきていると話す。

「昭和の時代は2世という事実が強調された。そこで2世自身に葛藤が生まれていました。例えば佐藤浩市さんも、お父様の三國連太郎さんの七光と言われないよう反骨精神を持ってきたところがある。でも今はもっと自然体。昔の2世のような葛藤もなく、肩の力が抜けているように感じます」