品川庄司は“オシャレ”で“イケてる”コンビだった

「今の若い方は信じられないかもしれませんが、品川庄司さんは吉本興業の芸人養成所であるNSC東京校の一期生の出世頭として2000年代はじめに数多くのバラエティ番組に出演し大ブレークを果たしていました。現在のイメージと異なり“オシャレ”で“イケてる”コンビだったのです。全盛期のオリエンタルラジオやキングコングくらいの人気はあったのでは」

 動画では品川がいつの時期に木村と対面を果たしたかは明示されていないものの、やはり最盛期の2000年代の話かもしれない。

 その後、品川は“不遇の時代”を過ごすと前出の放送作家は語る。

「若手時代に挨拶をないがしろにする、ヘッドフォンをしたまま打ち合わせに挑むといった横柄な態度を取り続けた結果、新人スタッフたちに嫌われてしまいました。彼らが出世しだすと次第に番組に呼ばれなくなり、品川さんは“嫌われ者芸人”の代表格に。のちに文章執筆や映画監督など文化人方面へ活路を見出します」

 品川としては木村との思い出も自身の全盛期にまつわる“ちょっとした自慢話”だったかもしれないが、思わぬ波紋を呼んでしまったようだ。