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ー 監督インタビューで炎上
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ー 《とてもじゃないが世に出せなかった》

 7月5日に公開された映画『先生の白い嘘』奈緒が主演を務める今作は、鳥飼茜氏の同名コミックを原作にしており、男女間の性の格差をテーマに描かれている。

 性加害や暴力に関する描写もあることからR15に指定されているためか、公開初週の週末興行成績ランキングではトップ10入りを果たすことは叶わなかった。だが、世間に広く存在の知られた映画であることは間違いないだろう。

監督インタビューで炎上

「映画公開の前日、7月4日にウェブメディア『ENCOUNT』で公開された同作の三木康一郎監督のインタビューが大きな話題となりました。三木監督は、構想自体は約10年前から練っており、10人ほどにオファーをかけたものの断られてしまったことを明かし、映画に対する思い入れを語っていました。

 そのなかに、奈緒さんからインティマシー・コーディネーターを入れて欲しいという要望があったが断った、という説明があったのです。これが大きな物議を醸しました」(スポーツ紙記者)

インティマシー・コーディネーターは、映画やドラマで性描写のシーンを撮影するにあたり、役者と制作側の間に入って役者を身体的、精神的に守りサポートする役割を持つ。奈緒自ら申し出があったにも関わらず、監督側から断ったことに批判が殺到したのだ。

炎上した状態で迎えた公開日には舞台挨拶も行われ、奈緒さんや三木監督も登壇。三木監督は謝罪の言葉を述べ、奈緒さんは“私は大丈夫です”と呼びかけており、彼女の振る舞いによって、騒動はひと段落かと思われました。

 しかし、公式サイトに掲載されていた映画のあらすじから“快楽に溺れ”という文言が、公式なアナウンスのないまま削除されるなど、製作陣に対する疑念は払拭されていません」(映画ライター、以下同)