30分以内の目安は、洗濯物を干す・取り込む、近所のコンビニや郵便局に行く(都市近郊地域)程度です。スーパーに買い物に出たり、電車でお出かけしたりする場合は、30分以上になりやすいので、電源を切ることをオススメします。
●換気をしたい。節電したいならどこの窓を開けるべき?
エアコンを運転していると部屋の窓を締め切るので、息苦しさを感じたり、空気が悪いと感じたりする場合があります。こんなときはエアコンからできるだけ離れた窓を1つ開けてください。
エアコンの近くの窓を開けると、外の熱気をエアコンが直接吸い込むので、消費電力が高くなります。エアコンと真反対にあるキッチンの小窓を開けるだけで外気がしっかり入り、部屋にたまっている冷気で外気の熱も冷め、その空気をエアコンが吸い込むので、電気代の節約になります。
●節電できる室外機の置き方
室外機に直射日光が当たると、その熱で内部が加熱され、室内の熱を室外機から放出しにくくなります。そこで室外機の風をさえぎらないように、よしずなどを使って影にしてやると節電できます。
室外機をベランダに置いたり、お隣さんとの塀のわずかな空間に設置せざるをえなかったりする場合は、少なくともファンの前は1メートル、ベストは2メートルほど開けると放熱効果が高くなり、節電になります。
どうしても隙間が確保できない場合は、ファンから吹き出す熱風の風向を上や左右に吹き出すための風向カバーが売られているので、それらで向きを変えるといいでしょう。
帰宅後の「一手間」がエアコン節電に
●帰宅時にエアコンをつける前にやるべきこと
しばらく外出して帰ってきたあと、締め切った部屋のエアコンをいきなりONにすると電気代がかかります。帰宅したらまず窓を開けて、部屋の余熱を逃がしてからエアコンをつけると、電気代を節約できます。
●薄いカーテンや赤外線カットフィルムを使用する
エアコンの強敵は、南や西から差し込んでくる直射日光です。
日光が当たると窓を閉めていても、床が熱くなるのでエアコンの冷房効率が下がります。この場合、厚手のカーテンをすると日光が遮られるので、電気代が安くなります。部屋が暗くなって嫌という方は、レースのカーテンで少し日差しを弱くするという手もあります。