ホームセンターには、直射日光の熱を遮る「赤外線カットフィルム」が売られています。これを南側の窓に貼ると、直射日光が和らぎます。
同様に「紫外線カットフィルム」も販売されていますが、こちらは「日光による熱」は遮られないので要注意です(一度フィルムを貼ると、キレイにはがすのが難しいので気をつけましょう)。
エアコンの「設定」で節電できるテク
続いて、エアコンの設定で節電できるテクをお知らせします。
●リモコンに「自動」とあれば全部「自動」にする
エアコンのリモコンに「自動」ボタンがあれば、すべて自動で使います。もし風向を自動にするとエアコンの羽を上下にふる「スウィング」になってしまう場合は、「水平」にします(ちなみに暖房時は「真下」にします)。
冷気は重たいので、なるべく天井に向けて送風して、シャワーのように部屋全体に冷気を送るのがベストです。
なお、冷房、暖房、除湿、自動と電源スイッチにも「自動」がある場合も「自動」を選びます。エアコンが室温や湿度、外気などの状況を総合的に判断して、経済的な冷房、または除湿を選んでくれます。
●温度をいくら下げても早く涼しくならない
早く部屋を涼しくしたいと、電源を入れた直後は20℃に設定し、涼しくなったら25℃に戻す方も多いようです。しかし、部屋が冷える速度はそれほど変わりません。エアコンは賢いので、信頼してあげてください。
●部屋がジメジメ「湿度戻り」に要注意
エアコンを長時間つけっぱなしにしていると、設定温度になって風が弱くなります。このとき、エアコンの内部には、結露でびしょ濡れになった冷却装置(熱交換器)が入っているため、「なんがジメっとするな?」「あれ?エアコンが壊れたかも?」と感じるときがあります。
これはどんなエアコンにも起こる「湿度戻り」と呼ばれる現象です。この場合は、室温を1℃下げて、湿度が気にならなくなったら、元の設定温度に戻します。