怖いもの見たさ、出演者のファンなら逆に……といった意見まで飛び出る始末。
「まず、キャストについては、いわゆる“アイドル映画”と呼べるような、人気アイドルを使っておけばいいでしょといった人気者におんぶにだっこの映画は山ほどあるので、あまり言ってもしょうがないのですが、映画は“逃走中”というゲームのフォーマットと関係のないシーンが多すぎますね」(映画ライター)
“楽しくなければテレビじゃない”は何処へ
《「これはゲームではない! 殺人ハンターから逃げろ!」》
《突然〈命賭け〉のゲームと化した逃走中!生き残ったら賞金はなんと100億円!?》
(公式サイトより)
「物語は途中から命をかけたゲームになります。元ネタの逃走中という笑いありのゲームが、『ライアーゲーム』や『カイジ』などのダーク系の人気コンテンツの要素を足して、薄めたようなしらじらしいものに。
本来、この番組は、多少の演出は当然あったにせよ、出演タレントの“素”や“本性”が見えるところが売りだったはず。だからこそ開始直後に隠れて、逃走せずに終わった人がいたことなどが、批判もありながら面白さにつながっていた。それを変な形で演出しても……。見た人の感想は正直なものだと思いますね」(前出・映画ライター)
“楽しくなければテレビじゃない”。かつて楽しかったものを、改悪し続けるフジテレビ─。