「来場者が多いこと、行列に並ぶ場合も多いこと、そもそも真夏で気温・湿度が高く発汗しやすいこと、そして参加者のオタクたちの“熱量”、それらさまざまな要素が絡み合い、会場はすごい熱気。その熱気で“雲”のようなものができるのですが、“コミケ雲”と呼ばれています」(コミケ参加者)

「女性でもいますよ、臭い人」

 今年もSNSでは会場の東京ビッグサイト方面に向かう電車から《すでに臭い》という声、一部の企業系ブースがほかと比べて異常に臭いなどの報告が。売り手側でコミケに参加した経験のある男性が、そのにおいを語る。

お客さんと接し、列の整理などの経験もありますが、臭くて鼻が……というレベルを超えて、もう目にくる、染みるというレベルの男性がいるのも事実。原因はさまざまあり、単純に清潔にしていない、きちんと洗濯していない、対策(制汗剤)をしない、などなど。“生乾き×汗”みたいなにおいの人は多いですね

 当人たちは気づいていないのでは、とも感じるという。

「話しかけてくるお客さんも多いのですが、“今年も臭い人多いよね”と言う人がわりといる。“自分は臭くないけど”という前提でしょうが、いや、あなたもバリバリにおってます、と。汗は服に蓄積していくものなので、時間がたつとにおってくる。でも洗濯しているから大丈夫と思っている……。もちろん客側の参加者は男性のほうが多いので当然におうのも男性のほうが多いですが、普通に女性でもいますよ、臭い人」(同・売り手側のコミケ参加者)

 川口アナの言うように、それぞれ“ご事情”は当然、考慮されるべきでありつつも、一定以上の清潔さはエチケットだろう。もちろんそれは男女とも……。