「今日、ウチのお母ちゃんね、88歳の誕生日なんですよ」
8月25日、日本テレビ系『笑点』に柳沢慎吾が初主演した。芸人ではない柳沢が演芸番組の『笑点』に出演するのは異例のこと。
「俳優としても活躍してきた柳沢さんですが、バラエティーから旅番組など、あらゆるジャンルの番組に出演しています。人を楽しませるキャラクターもあって、『笑点』への出演が決まったのかもしれませんね。番組の演芸コーナーでは、柳沢さんの十八番である“ひとり甲子園”を披露しました」(スポーツ紙記者)
完成された“ひとり芸”が視聴者に大ウケ。SNSでも、
《本業は俳優なのに、芸人顔負けの笑いを提供してくれる》
《いい役者さんなのに芸人以上の持ちネタ。面白い》
《笑点での柳沢慎吾さんによる甲子園実況ネタが凄すぎ》
など絶賛する声で溢れた。さらに嵐の二宮和也も、
《やっぱり柳沢慎吾先生は凄過ぎるよ》
と投稿。改めて多くの人の心に強烈なインパクトを与えた。さぞ、テレビで見ていた柳沢の両親も嬉しかったはず。電話で話を聞いた。
「お父さんと一緒に見ていました。放送後はアッチコッチから電話があって“慎吾ちゃんよかったよ”“楽しませてもらった”って、みなさん言ってくれて嬉しかったですね」
そう電話口で笑いながら話すのは、柳沢の母親だ。では、息子の“芸”に対する評価はどうだったのか。
「実は私、今年で89歳なんです」
「私も『笑点』は好きで毎週見ているんですけれど、番組に出るっていうから何をやるのか聞いたら“高校野球をやる”っていうんです。だから“そんな高校野球をやる番組じゃないんだよ”って言ったの。あんないい番組に出させていただいて、ヘマをやらかさないかと思ってハラハラしちゃった。見ている最中も、もう終わりにしてくれたらいいのにって(笑)。それでも自分の好きな仕事を、自分で考えながらやっているんだろうから、よく頑張っているなと思います」(母親、以下同)
現在62歳の柳沢だが、親にとって子はいくつになっても心配なのだ。ちなみに放送後に誕生日のお祝いの電話はあった?
「ありましたよ。“どうだった?”って言うから、面白かったよ、ご苦労さんって伝えました。本人も笑っていました。でもね、実は私、今年で89歳なんです。あの子も“だいたい”で言ってるから(笑)。まぁ全然、気にはしてないんですけどね」
お母ちゃんにも、いい夢見させてあげられたみたい!