しかし、
「事故当初、運転手が勤めていた運送会社の社長は“わだちにタイヤをとられたのではないか”と話していました。ところが、群馬県警は8月20日、トラック運転手の鈴木吾郎容疑者(69)を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで逮捕したのです」(全国紙社会部記者、以下同)
事故直後に行った検査では、鈴木容疑者の血中から基準値を超えるアルコールが検出された。つまり、酒を飲んで運転していたのだ。
「鈴木容疑者が運転前に行った検査では、アルコールが検出されていなかったことから、検査から運転するまでの間に酒を飲んだとみられています。鈴木容疑者は“事故を起こしたことは間違いないが、よく覚えていない”と供述し、容疑の一部を否認しています」
加害者の飲酒運転で《また殺された》
鈴木容疑者が逮捕された数日後、湊斗くんの母親はSNSにこう投稿した。
《加害者が逮捕された日、初めて飲酒運転だと知らされました。聞き間違いかとも思いました。なので聞き返しました。でも飲酒運転だとハッキリ言われました》
酒が飲みたい――。そんな自分勝手な欲求が、3人の命を奪ったのだ。そして、湊斗くんの母親はこうも綴った。
《私達家族は加害者が逮捕された日、また殺されたようなものでした》
今は、夫・寛人さんの忘れ形見である生まれたばかりの幼子と2人、新築の家で生活する日々を送る。