2005年の映画『のび太の恐竜』で、14歳でジャイアン役に抜擢された木村昴
2005年の映画『のび太の恐竜』で、14歳でジャイアン役に抜擢された木村昴
【写真】中学生で「ジャイアン」に抜擢された木村昴、14歳のピュアな表情

《自分は『ドラえもん』という作品を後世にきれいに残すという役割を与えられたと思って、それを全うしようという使命感がありました》

 “作品に泥を塗ってはいけない”という覚悟は、私生活にも大きな影響を及ぼしている。

女性スキャンダルにおびえる日々

「木村さんは、ジャイアン役に抜擢されたとき、“これから先、同級生が経験する甘酸っぱい青春を味わうことはないんだなと思った”と語っていました。その思いは今も変わらないようで、2020年に『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際、ドラえもんの共演者から“女性関係のスキャンダルにおびえる日々を過ごしている”と暴露されたこともありました」(前出・アニメ誌ライター)

 今でも甘い誘惑は徹底的に避けているようだ。都内でバーを営む男性はこう証言する。

「昨年冬、木村さんがおひとりで店に来たんです。カッコいいし、面白い方だったので、よければ僕の知り合いの女性を呼んで一緒に飲まないかと木村さんに提案したんです。すると、“自分は子どもに見られる仕事をしているから、子どもががっかりするようなことはできないんです”と言っていました。それを聞いて、もっとファンになっちゃいましたね」

 ジャイアン声優20周年を迎える来年も、ノースキャンダルで駆け抜けてほしい。