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ー 「合格」でビックリ
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ー 旅館の女将に転身

 

「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」(日本テレビ系)の記念すべき第100回が来年1月に放送予定。萩本欽一さんといえば、忘れてはならないのが欽ちゃんファミリー! “気仙沼ちゃん”こと白幡美千子さんは今、どうしてる? そして、萩本さんの忘れられない教え、思いとは―。笑える中にほろりとくる、まさに萩本イズムのお笑いのようなエピソードが満載でした!

「合格」でビックリ

 “気仙沼ちゃん”として、視聴者から親しまれた白幡さん。出演のきっかけは、友人に付き合う形で「欽ドン劇団」の一般公募に応募したことだった。

「友達には返信が来なくて、私にだけオーディションのハガキが届いたの。まだ22歳くらいだったから、欽ちゃんに会って東京観光にでも行ってみるか、くらいの気持ちで参加したんだぁ」(白幡さん、以下同)

 そう笑いながら、素朴な訛りで話す姿は、あのころと変わらない。

「どういうわけか『合格』だって伝えられてビックリ。おまけに明日、記者会見をするっていう。当時、私は仙台で事務の仕事をしていたんだけど、友人の結婚式に出席するために東京へ行くってごまかしてオーディションに参加したからさ。どうしようって」

 急転直下の出来事。事務の仕事を辞めてもいいと一世一代の決意で記者会見に臨むと、そこで初めて“気仙沼ちゃん”と命名された。

「合格した私を含む7人はみんな素人。その場で、静岡から来た子は“静岡ちゃん”、別府から来た子は“別府ちゃん”に。私は気仙沼から来たから“気仙沼ちゃん”になったんです」