中井貴一(右)と佐藤浩市(左) 撮影/森田晃博
中井貴一(右)と佐藤浩市(左) 撮影/森田晃博
【写真】雰囲気変わった? 3度目の結婚をしていた“魔性の女”の近影

 1986年の映画『犬死にせしもの』で初共演、数々のドラマ映画で顔を合わせてきた真田と佐藤。プライベートでも交友を深める“親友”同士だが、若い頃より浮き名を流した者同士だけに“因縁”もある。

真田さんが結婚(1990年)した女優の手塚理美さんは、その3年前には既婚者(後に離婚)だった浩市さんとの“不倫愛”も報じられた女性。その真田さんも結婚から5年、映画『写楽』で共演した“魔性の女”こと葉月里緒奈さんとの“泥沼”不倫で世間を騒がせることに。

 もちろん、真田さんと浩市さんとの間に“わだかまり”はありませんが、そんな“古傷”を持つもの同士、俳優、友人として何でも言い合える関係になっているそうですよ」(ベテラン芸能リポーター)

 それだけに、ハリウッドで思うような演技ができていない親友にもどかしさを感じていたのだろう。たびたび佐藤が口にしてきたのが、真田に面向かって「日本に戻って来い」と呼びかけたエピソード。

「戻ってきて、こっちでやった方がいいよ」

 2019年9月放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)でも、三谷幸喜と中井とのトークで思いをぶつけている。この頃の真田といえば人気映画『アベンジャーズ』に出演するも、ヒーローの1人に切られて命を落とす“日本のヤクザ”が役どころだった。

 そんな彼に対して佐藤はーー、

「ストイックって言っちゃえば簡単なんだけどさ。それでは言い表せないよね。“もう、(アメリカは)いいじゃないか。ここらで(日本に)戻ってきて、こっちでやった方がいいよ”って言っても、(真田は)“いや、俺やっぱ楽しいんだよね”って言ってくるわけですよ」

 佐藤によると、真田が苦労しているのが英語によるセリフ。最近でも小栗旬をはじめ、海外進出を図ろうとする日本人俳優の多くが苦心する部分でもある。セリフでNGを出す真田だが、