「新しい学生生活を始められることに感謝しつつ、有意義に過ごしていきたいと思います」
ICUへの入学と成年時の記者会見で
秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは2015年4月2日、東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の入学式に出席した。紺色のスーツに白いシャツ姿の佳子さまは取材に応じ、このように答えた。報道によると、「学生生活は楽しみですか」と、記者たちから尋ねられると、「はい、楽しみです」と話した。キャンパスの印象などについて聞かれると、「緑が多くて、とてもきれいなキャンパスだと思いました」と述べ、笑顔を見せた。
入学式で佳子さまは教養学部アーツ・サイエンス学科の1年生として、7番目に「秋篠宮佳子」と呼ばれると、「はい」と答えて起立した。
以前、この連載で紹介したが'13年春、佳子さまは学習院大学に内部進学したが中退し、その後、姉の母校でもあるICUにAO入試で合格した。佳子さまは'14年12月29日、20歳の成年を迎え、これに先立って行われた記者会見で、「学習院大学を退学した理由ですが、私は幼稚園から高校まで学習院に通っており、限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多くございました。そのため、中学のころから別の大学に行きたいと考えるようになり(略)」などと答えていた。
ICUに入学した年の11月19日、50歳の誕生日を迎える前の記者会見で父・秋篠宮さまは、佳子さまの近況などについて、次のように述べた。
「次女は今年の春から大学1年生をしているところになります。結構忙しい日々を送っているようで、大学からの課題などもかなりあるみたいで、それに夜遅くまで一所懸命取り組む日々を過ごしております。少なくとも父親が学生だったときよりは、かなりまじめな学生生活を送っているようです」
そして、会見に同席した紀子さまがこのように続けた。
「次女は昨年の12月の誕生日に成年を迎え、いくつかの公的活動に携わる一方で、今年の4月から大学生としての新たな生活が始まりました。学業に励みつつ、公的な活動では、初めて式典で挨拶し、また一人で地方の行事に出席し、手話で挨拶するなど、慣れないことや緊張することもあったと思いますが、いただいた務めを大事に果たそうとするけなげさが伝わってきました」