『がっかり』夏ドラマ4位&3位

 4位は『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)。

 ある日突然、恋人が15cmになって─。原作は漫画『南くんの恋人』で、今回で5度目のドラマ化。

「以前のドラマと比べると新鮮さがない。話の筋がなんとなくわかる」(岐阜県・65歳・男性)、「キャストがいまいち」(滋賀県・44歳・男性)、「初回を見て面白くなかったのでやめた」(静岡県・59歳・男性)との声が集まりランクイン。

1話を見てびっくりしたのが、ものすごくCGがしょぼいということ。令和の今なのに、武田真治さんが主演したころ(1994年)と変わってないチープさ。予算がなかったのか」とカトリーヌさん。今回は初の男女逆転バージョンで、主演を飯沼愛&八木勇征が務めた。

「男の子を小さくした意味があまりなかった。胸ポケットに入って心臓の鼓動が伝わってきたり、マグカップのお風呂に入って『見ないで!』なんて言ったりする定番シーンも男の子が小さくなると女の子に比べて意味がなくなってしまう。思春期のドキドキ感にちょっと欠けてた」

昭和と令和という、2つの視点から“コンプライアンス”が描かれて、幅広い世代の共感を呼んだTBS系のドラマ『不適切にもほどがある!』
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 3位は『新宿野戦病院』(フジテレビ系)。

 前クールのヒット作『不適切にもほどがある!』(TBS系)に続く宮藤官九郎の完全オリジナル脚本ということで期待されていたものの─。「楽しみにしてたのにそれほどではなかった」(神奈川県・54歳・男性)、「小池栄子の英語とクセのある日本語にものすごい違和感を感じた」(東京都・64歳・男性)、「ごちゃごちゃしすぎ」(東京都・59歳・男性)、「ストーリーに共感しなかった」(埼玉県・34歳・女性)と、残念な結果に。

「クドカンドラマはいつも家族がテーマになっていて、クセのあるバイプレーヤーが脇をがっちり固める。そのファミリーに入り込めないと厳しい」とカトリーヌさん。今回ハードルを高めた要因のひとつが、小池栄子演じる女医のヨウコ・ニシ・フリーマン。

あの岡山弁交じりの英語についていけないとそこで脱落してしまう。ハマれる人はハマれるけれど、ハマれない人は初期からハマれなかった