目次
Page 1
ー 《消えない為に、必死で切ない》

 10月5日、モデルでタレントの益若つばさが早稲田大学リサーチイノベーションセンターで行われた「第3回学生向けビジネスアイディアコンテスト」の審査員を務めた。

 益若といえば、タレント業の傍ら実業家としても活躍中。自らプロデュースを手がけるつけまつげを生産しているベトナムの工場を訪れるなど熱心に活動している。

《消えない為に、必死で切ない》

 今回のコンテスト審査員もビジネス系の仕事のひとつなのだろうが、ネット上では冷めた声も聞かれる。

《なんか消えない為に、必死で切ないね》
《この方は今何をしている方なの??》

 益若には、なぜこのような声が向けられてしまうのだろうか。その理由を芸能プロ関係者に聞いた。

「益若さんはタレントとしてバラエティー番組に定期的に出演するほか、インターネット番組『ABEMA Prime』ではMCを務め、時事ニュースにコメントを行う社会派の活躍も見せています。さらに、高校生の子どもを育てるシングルマザーとして“ママタレ”としてのアピールもしっかりしています。ただ、仕事の幅が広いため、メインは何なのかが見えづらくなっていますね」

当時からギャルイメージのギャップに苦しんでいたという益若つばさ
当時からギャルイメージのギャップに苦しんでいたという益若つばさ

 かつて益若は中高生向けのファッション雑誌『Popteen(ポップティーン)』のカリスマモデルとして名を馳せ、彼女が着用した服やアイテムがヒットする「つばさ売れ」と呼ばれる現象を引き起こしていた。

 益若はビジネスコンテストの審査員を終えた後「ドンキカラコンフェス2024」へと続けて出演。自らプロデュースを手がけたアイテムが、ドン・キホーテでもっとも売れたカラーコンタクトレンズとなり、昨年に続く連覇を成し遂げた。

 とはいえ、38歳となった現在、益若がかつて持っていた強力なカリスマ性は薄れつつあるのも確か。その分、マルチな活躍で存在をアピールしたいのだろうが、どれも中途半端にとどまっている印象がある。やはり、じっくりと腰を据えた仕事が求められるところだ。

<カリスマギャル時代に出した初のセルフプロデュース本>