商品のコンセプトは

「宗教の壺を買わされている気分」物議となったBTSのオフィシャルグッズ(BTS公式サイトより)
「宗教の壺を買わされている気分」物議となったBTSのオフィシャルグッズ(BTS公式サイトより)
【写真】「宗教色強い」「どこがBTSなの?」物議となったBTSのオフィシャルグッズ

 今回の商品の狙いは何なのか。オンラインサイトの商品説明を見てみると、

《今回のDALMAJUNGは国立中央博物館の代表遺物である青磁と白磁の美しさを盛り込んでいます。「青磁 象嵌牡丹菊花文 瓜形 瓶」、「青磁 象嵌唐草文碗」に表現された牡丹、菊および唐草文様と「白磁 象嵌蓮唐草文大楪」、「白磁 象嵌牡丹蝶文扁瓶」に盛り込まれた蓮華 唐草文様、牡丹および蝶を新たに解釈して表現しました》と今回のコンセプトであることも説明されている。

「2021年は韓国の民族衣装である韓服を着用したメンバーの肖像を使ったもの、2022は陶器のティーカップセットやメンバーの写真を使った掛け軸といった“BTSメンバーのグッズ”が発売されていました。

 しかし今年はBTSのロゴと楽曲『Yet To Come』『Mikrokosmos』の歌詞を刻印しただけで、メンバーに関係のある商品ではありませんでした。韓国文化を感じてほしいという公式の想いは伝わりますが、“BTS感が少ない”と抵抗を感じるファンが多かったのでしょう」(韓国雑誌編集者)

 ファンの抵抗感は募るようだがすべてのファンに刺さらなかったわけではなく、実際8日に発売が開始されたのち「2024 DALMAJUNG」のすべてのグッズが「完売」という表記になっている。BTSの人気はやはり健在だ。