「本当にM-1好きなんだろうな」

 一方で、こんな意見も。

「『M-1』のポスターといえば、前年の王者となったコンビが単独で起用されるイメージも強いようで、《今年は節目だから全員なの可哀想じゃない?と思っちゃった》《M-1のポスターめっちゃかっこいいけど令和ロマンのデザインもちょっと楽しみだった》というふうに、2023年王者・令和ロマンを気の毒がる声も寄せられています」(スポーツ紙記者)

 しかし、令和ロマンは今年も『M-1』に出場しており連覇を狙っている。彼らは、過去のインタビューなどで“『M-1』愛”を語ってきた。

 くるまは『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』で1月に配信された記事の中で、“『M-1』優勝するまでの活動”を問われ、《『M-1』中心でやらせてもらっていました。SNSやテレビよりも『M-1』でしたね》と回答。また、4月配信の『Number Web』記事でも《俺はM-1熱があるだけ》と口にしており、相方のケムリも《寄席の漫才とかを知らずに育っているので、M-1こそ正義なんです》とコメントしている。

 そうした経緯もあり、今回の“令和ロマン単独ではないポスター”を見たネットユーザーからは、

《20周年なのもあるけど令和ロマンが今年も獲りに行く宣言してるから単品ポスターじゃないんかも》

《令和ロマンが優勝に重きを置かず、M-1の成功だけを切に願っているからこそ実現できたポスターなのかもしれない》

《昨年王者なのに単独ポスターでもなく真ん中に座るでもない令和ロマンは本当にM-1好きなんだろうな》

 との評価も聞こえてくる。《令和ロマンが今年も出場するから公平を期すため》と解釈する者も多いが、それでも《今年も出場する令和ロマンだけを主役にしないことでチャンピオンでありチャレンジャーでもあるという扱いに留めてるのが良い》《令和ロマン2連覇後2025年のM-1ポスター楽しみ》などと期待の声も。1か月後、2024年王者の称号を手にするのは果たして──。