成績にファンは落胆
とはいえ、田中が近年成績を残せなかったことも事実。
2007年の楽天入団1年目から11勝を上げ、メジャー挑戦前の2013年には24勝0敗という圧倒的な戦績を収めたが、2021年の復帰初年は23試合に登板するも4勝9敗と大きく負け越す結果に。
続く2022・2023年も20試合以上に登板しながら、勝ち星は2ケタに乗らず。2024年に至っては1軍登板試合数1で0勝1敗、しかも5回4失点で降板という全盛期の戦績からは考えられないかたちでシーズンを終えることになった。当然ファンの落胆も大きく、田中の退団もやむを得ないとの意見が目立つ。
「田中投手の今季年俸は2億6000万円+出来高とされています。それだけの額が動くにも関わらず1試合のみの登板・5回KOという結果では、ファンが納得するはずもありません。楽天に復帰した年の9億円に比べればだいぶ下がってはいますが、2億超えの数字でも十分すぎるほど高額ですから」(野球専門誌ライター)
“外野”で思わぬ騒動が勃発した田中の退団劇。楽天のユニフォームを脱ぐことにはなるが、新天地で年俸以上の活躍ぶりに期待したい。