大人気BLドラマのカップルにヤキモキ
「モヤモヤした終わり方はやめてほしい」(神奈川県・36歳)
「最後のシーンの意味がわからないってどういうこと?」(山梨県・39歳)
視聴後にモヤモヤを抱える観客が多かったのが、ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』('18年・フジテレビ系)。韓国ドラマのリメイク版として坂口健太郎主演、主題歌をBTSが担当した。
謎の無線機が現在と過去の2人の刑事をつなぎ未解決事件を解決していくというストーリー。ドラマ版ではさまざまな解釈ができるラストで、続編に含みを持たせていた。
待望の『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』('21年)では日本オリジナルストーリーで期待も高まったが──。
「映画版ではいよいよ大山(北村一輝)と三枝(坂口)が会えると思っていたのに結局、最後まで会えないまま。韓国ドラマ版に忠実に作ったのでしょうが、劇場版は日本オリジナルなんだから会わせてほしかったです。
また、謎を多く残したまま終わってしまった。ドラマではそこまで主張が強くなかったBTSの主題歌、挿入歌ですが劇場版ではこれでもかと流されてファンじゃない人にはうるさく感じたかも」
「続編やる意味あった?」(静岡県・39歳)
「せっかくドラマでいい感じに終わったのに台無し」(千葉県・41歳)
3位にランクインしたのは社会現象をも巻き起こした『おっさんずラブ』(テレビ朝日系・'16年)。田中圭演じる春田創一をめぐって黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、牧凌太(林遣都)が火花を散らすラブコメディー。
放送から3年後の'19年に『劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD』が公開され、ヒットはしたものの満足度は低い結果に。
「ドラマで結ばれた春田と牧を引き離してしまうように見えるラストは、ドラマファンからしたらがっかりですよね。大げさな爆破演出などもいらなかったし、テイストが変わってしまったのが何より残念でした。
この劇場版の評価を覆したかったのか、パラレルワールドと称したシーズン2『おっさんずラブ―in the sky―』は、林さんも出ていないし、航空会社を舞台にしてコケました。
林さんが復帰した『おっさんずラブ―リターンズ―』は再び、春田と牧が幸せになるラストだったので、もうこれで完結して劇場版は勘弁、と思っているファンは多いと思います(笑)」
カップル推しも多かっただけに、彼らが離れることはNG?