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ー 39歳までプレーした稲本をサポート

 

 サッカー日本代表の稲本潤一が12月4日、現役を引退することを発表した。同日、都内で会見を開き、

「ここ2、3年は引退のことを考えていた」

 と、葛藤していた胸の内を明かした。

 日本サッカー界をけん引してきた“黄金時代”のスター選手がピッチを去るというニュースに惜しむ声が多くあがった裏で、ある人物にも注目が集まった。

 それが稲本の妻、田中美保について。

「稲本さんが引退会見には、花束を持った田中さんがサプライズ登場したんです。このとき撮影された夫婦のツーショット写真付きの記事がネットに配信されると、田中さんの変化に驚く声が出ていました」(スポーツ紙記者)

 ネット上では、

《えっ田中美保今こんな感じなんだ》

《映りがめちゃくちゃ悪いだけかもしれないけど私の知ってる田中美保ではなかった…》

 など、田中の姿に衝撃を受ける声が続出した。

 田中は、小学校4年生のときに駅のホームでスカウトされ芸能界入り。

 1996年にモデルとしての活動をスタート。女性ファッション誌『non-no』では、17歳から29歳まで専属モデルとして、12年間にわたって活躍した。

「同年代でギャルのカリスマといえば安西ひろこさんでしたが、カジュアルファッションのカリスマモデルといえば田中さんでしょう。10代から20代の女性たちから絶大な支持を得ていました。カジュアルファッションを大人っぽく着こなすさまは“美保カジ”、トレードマークのショートヘアーについては“美保ショート”なんて言葉があったほどでした」(ファッション誌編集者)

39歳までプレーした稲本をサポート

2024年12月4日、稲本潤一の引退会見にサプライズゲストとして登場した田中美保(写真/共同通信)
2024年12月4日、稲本潤一の引退会見にサプライズゲストとして登場した田中美保(写真/共同通信)

 女性たちの憧れの存在であった田中は2012年、稲本と結婚。家庭に入るとサッカーチームを移籍した稲本と共に活動拠点を北海道へ移すなど、トップアスリートである夫を支えてきた。今は2人の子どもを育てる母親だ。

サッカー選手は20代がピークとされていますが、稲本さんは39歳まで現役でプレーしてきたわけですから、その分、悔しい思いを抱えたことも多々あったはず。そんな稲本さんが活躍を続けられたのも、田中さんのサポートがあったからでしょう。稲本さんは会見で“引退について家族に1番に言いました”との言葉から、強い信頼で結ばれた家族なんだと感じました」(前出・スポーツ紙記者)

 田中の変化について、驚く声があがる一方で、こんな意見もあふれた。

《田中美保ちゃん幸せなんだろうなって思った》

《この夫婦は外見ばっかり磨いて取り繕ってる家庭じゃなく、ちゃんと家族として内面でつながれていて幸せなんだろうなとみて思った》

《見た目だけを基準にしているような人には田中美保の内からあふれ出る美がわからないんだと思う。幸せな人の美しさだよ》

 第一線を退いた夫と一緒に、これからも二人三脚で歩み続ける。