天皇陛下と被災地訪問
そんなこともあり、12月は無理のないスケジュールで過ごされると思われたが─。
「12月17日に、天皇陛下とおふたりで石川県能登半島を訪問されるそうです。能登では、年始の地震に続いて、9月に豪雨災害が発生。今回のお見舞いでは大雨によって特に大きな被害を受けた輪島市を視察される予定とのこと。
雅子さまはこれまで、ご自身の体調と向き合われるため、年末は遠方でのご公務を控える印象がありました。ですから、この時期に、今年3度目となる能登訪問を決意されたことに、皇室関係者の間でも驚きの声が上がっているのです」
雅子さまの異例ともいえるご決断の背景には、愛子さまの存在が大きく影響していると、前出のつげさんは語る。
「愛子さまが大学を卒業し、公務を担われるようになって、雅子さまには大きな変化があったと思います。以前は時折、笑顔が硬い印象がありましたが、今年は自然な笑みがこぼれていて、安定感が増されたように感じます。同じ皇族として、公務に励まれる愛子さまの存在を心強く思われているのだと拝察いたします」
愛子さまの“後方支援”を受け、さらなるご活躍に期待したい。
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など