目次
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ー 不倫相手と子どもがいるも、事実婚を選択
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ー 度重なる不倫報道でも最前線で活躍し続ける
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ー 不倫報道で記憶に新しい広末涼子

 女優にとってスキャンダルは命とり。とりわけ不倫によるイメージダウンは大きく、それにより仕事が激減するケースは少なくない。かと思えば、スキャンダルもなんのその、何事もなかったかのように第一線で活躍を続ける女優たちがいるのも事実。一体その違いとは? 彼女たちがしれっと表舞台に立ち続けられるのはなぜなのだろう─。

<広末が出していた“唯一の水着”写真集>

不倫をすること自体そうですが、不倫をしてなお自分を貫いていくのは、女であり続けたい女性たち」と芸能評論家の宝泉薫さん。

不倫相手と子どもがいるも、事実婚を選択

萬田久子
萬田久子

 その代表として挙げられるのが萬田久子(66)。妻子ある7歳上のアパレルメーカー社長との不倫が発覚したのは彼女が28歳のときのこと。不倫の最中、男性との間に1児をもうけている。

「彼女は高校生まで太っていて、25キロやせてミス・ユニバース日本代表になった。根本にはコンプレックスがあって、普通以上に女として成功することに貪欲なものがあるのを感じます」(宝泉さん、以下同)

 その後男性の離婚が成立するも、結婚はせず事実婚を選択。'09年に男性の会社が買収されると、株主だった萬田は約10億円の株長者に。男性が60歳で亡くなった際には喪主を務めている。近年は仕事を選びつつメディアに登場。艶やかな笑顔に、不倫のイメージを見ることはない。

「始まりは不倫でも、略奪してからは30年以上添い遂げた。ブレずに自分を貫き、自立した女の立ち位置を手に入れた。そこが不倫を何度も繰り返す人とのイメージの違いです」

 今井美樹(61)も不倫を成就させた例。布袋寅泰を前妻の山下久美子から奪い、'99年に結婚、'02年には一人娘が誕生している。

「今井さんにしてもそうですが、不倫をする女性には、自分こそが運命の相手なんだ、という感覚がある。奥さんのほうが先に彼と出会ったけれど、自分のほうがふさわしい。順番が違っただけ、だから奪うしかない、という考え」

 もともと今井と山下は友人同士。不倫当時、山下夫婦の自宅に離婚届が届くなどの嫌がらせがあった、と山下は自著で明かしている。そんな中、今井は布袋の作詞・作曲による『PRIDE』をリリース。ミリオンセラーを記録する。

「『PRIDE』は不倫が生んだ究極の純愛ソング。あれでもう山下さんも諦めたんだと思います。本当にきれいな曲なんですよね。純粋性が強調されていて、不倫の下品なイメージを浄化している。あの一曲でねじ伏せた。略奪後は子どもも育て、自分が生涯の伴侶にふさわしい女だったということを証明しました。そこは強い」

 不倫・略奪に独自のスタンスを見せるのが、小泉今日子(58)。

 お相手は俳優の豊原功補で、'15年3月に不倫が発覚し、'20年に豊原の離婚が成立。しかしその後も結婚はせずにパートナー関係を続けている。彼女の不倫に関しては、騒動もさほど盛り上がらなかった感がある。

「豊原さんの前妻が芸能人ではなく、相手の顔が見えないので、あまり生々しく感じられなかった。それに不倫が発覚したのが中年になってからで、昔のアイドルが好き勝手に生きていると受け止められました」

 現在は豊原らと設立した『新世界合同会社』でプロデュースを手がけるほか、自身は地上波に限らず映画や舞台に淡々と出演を続けている。

「彼女はその都度付き合う男性の影響を受けるところがあって、永瀬正敏さんと結婚していたときはアーティスト志向だった。近年は政治的発言もしていますが、そうした言動や仕事のスタンスも豊原さんの影響があるのでしょう。そういう部分を含めて'80年代のアイドル時代とはもう別物になってしまっている。第一線というよりは、ちょっと引いた場所で勝負していくしかない。本人もトレンドに背を向けて、地味にやっていければいいと思っているのでは」