即日騎乗停止処分だったことで、京都競馬場で予定していた7鞍は別の騎手に変更。京都で騎乗したルメール騎手、坂井瑠星騎手、岩田望来騎手が岩田騎手のジョッキーパンツを着用していたことで、「無言の抗議では?」と話題に。

公営競技ファンからは厳しい声も

《これ騎手側が明らかに抗議しているね》

《ルメールが岩田パパのジョッキーパンツ履いていたり、岩田っぽいガッツポーズしたり。瑠星くんも履いていたらしいし… これは何かの訴えなのか? 何か動きがあるのかね?》

引退した藤田菜七子さんとの2ショットを公開していた(坂井瑠星公式Xより)
引退した藤田菜七子さんとの2ショットを公開していた(坂井瑠星公式Xより)
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 しかし競馬ファンの男性は3人の共通点をこう語る。

望来騎手は岩田騎手の息子です。ルメール騎手は'15年にJRA所属になったのですが、最初の週に調整ルーム内でスマホを使用。X(旧:Twitter)で知人の投稿をリポストしたことが発覚して30日間の騎乗停止処分を下された過去があります。

 坂井騎手はスマホの不正使用がキッカケで引退した藤田菜七子さんと同期で、JRAの対応に不満を持っていると思われる3人です。JRA側が決めたルールに問題点がないとは言えませんが、騎手の総意であればきちんと意見をまとめて、日本騎手クラブの会長である武豊氏が声明を発表したり、JRA側と交渉すべきでしょう」

 相次ぐ騎手のスマホ不正使用発覚で、公営競技ファンからは厳しい声も上がっている。

《競馬に限らず公営ギャンブル競技全般に言える事だが、レース前に外部と連絡可能な通信手段を使用可能にする事は、八百長等の不正の温床となる 今どきスマホも使えんのか、と言っている輩はセキュリティやコンプライアンスという概念を理解すべき》

 競輪のトップランクのS級S班に所属する佐藤慎太郎選手はウェブメディアの取材に対して、

《競輪界は、上部団体も、我々選手も厳格だし、意識が高いんじゃないかな。例えばBluetoothの通信機能がついたものも許されていない。お客様があっての競輪界だし、ファンに疑われるような事が一番いけない。ファンからの大事なお金で、賞金もいただき、ファンとの信頼関係で競輪は成り立っていますから》

 と、八百長を疑われる行為はすべきでないと断言している。他の公営競技ではスマホの不正使用は近年発覚していないだけに、騎手たちはファンがお金を賭けていることで競技が成立していることをもっと自覚すべきだろう。