トップ3は誰もが認める国民的アニメのあの人
3位は戸田恵子演じるアンパンマン。『アンパンマン』は“物心ついて最初に見るアニメ”の代名詞。そのため、「子どものころから慣れ親しんでいる」(埼玉県・43歳・女性)、「一番なじみがあるから」(埼玉県・40歳・女性)といった声が多数寄せられた。また、戸田は女優としても活躍しているため「優しくて正義感あふれる声が生かされている」(山口県・39歳・女性)や、「優しい声で癒される」(奈良県・42歳・女性)など、その声に魅了されていた。
2位は声優界のトップランナー、野沢雅子演じる『ドラゴンボール』の孫悟空。「あの年で悟空を演じているのがすごい! 代わりなんていないです」(埼玉県・40歳・男性)、「可愛い声なのに、力強いキャラも演じて素敵」(東京都・39歳・女性)など、親・子・孫の3役やド迫力の戦闘シーンまで華麗に演じ分ける卓越した才能を多くの人が絶賛。
鬼太郎や怪物くん、『銀河鉄道999』の星野鉄郎など代表作も豊富で、88歳の現在も新作アニメ『5億年ボタン』で5歳の主人公の声を演じている野沢。世界中にファンも多く、まさに日本が誇るレジェンド声優といえる。
1位は今年、残念ながらこの世を去った大山のぶ代さんのドラえもん。「見た目と声がこんなにも一致したキャラは他にいない」(神奈川県・45歳・女性)、「ドラえもんといえば、この声。夢を与えてくれた」(東京都・43歳・女性)など、116票の圧倒的支持を集めて堂々の首位。
ドラえもんを大切にして'79年から26年間、他のアニメへの出演を断っていたそう。
たとえ声優が変わって長い年月が流れても、彼らの愛すべき声はいつまでも人の心に残り続けるようだ。
<取材・文/荒木睦美>