キムタクありきはもう古い!?
続いて、
「危機感のない逃走劇」(福島県・39歳)、「キャストの無駄遣い」(北海道・50歳)
2位は、『Believeー君にかける橋ー』(テレビ朝日系)。木村拓哉を筆頭に、天海祐希、北大路欣也、上川隆也などの名優をそろえたが─。
「刑務所から脱獄する場面を見て、主演がよく見える役柄を決めてからストーリーや設定を後づけする、知名度や人気に頼ったキャスティング先行の作り方はそろそろ潮時かなと思いました。面白いドラマはキャラクターやストーリーに惹きつけられ、リアルな世界観と展開に驚いて、見た後に心に残る余韻が大事。それは配信ドラマが人気になっていることが証明していると思います」(成田さん)
キムタクありきはもう古い!?
「月9は明るくして」(広島県・50歳)、「救いがない」(沖縄県・30歳)
残念な1位に選ばれてしまったのは『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。神無月さんは、
「昨年ラストのフジ月9『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ』が大コケしてしまった直後の今作、年も明けて今度こそ、と期待したのに……。
パティシエを目指して上京するも挫折、故郷の長崎に帰った失意の雨(永野芽郁)が、学生のときに好きだった太陽(山田裕貴)と再会して心を通わせた直後に太陽が事故で死亡、そこへ現れた謎の案内人(斎藤工)たちに、五感を差し出すのを交換条件にして恋人を生き返らせるストーリー。制作側は『無償の愛』というものを究極の形で提案したんだろうなというのはわかるけど……」
2018年の流行語にノミネートされた『おっさんずラブ』がリターンズとして1月から3月に放送されていたが、ベストにもワーストにも入らなかった。忘れられるのが早いにもほどがある!?