爆笑問題の太田光が『サンデージャポン』(TBS系)内で、女性とのトラブルをめぐり9000万円の解決金を支払ったと報じられた中居正広の件について持論を展開した。
12日の放送で太田は「非常にシリアスな問題」と語り、中居の報道が『週刊文春』をはじめ週刊誌が発端となっている点を踏まえ「テレビでやるには裏取りが必要」「報道としての在り方が強化すべきというのもあって各局の人権意識を高めなければならない」などと話した。
《フジテレビの最大の擁護者》
中居をめぐる報道をきっかけとして太田はメディア報道のあり方に話を広げて疑問を呈した形だが、ネット上では辛辣な意見が並ぶ。
《長々と脱線話をしていて、何を言いたいのかわからなかったな》
《中居君の話しを簡潔に聞きたいんだけど、国連やらモリカケの話しで何が言いたいんだかよく分からない。結果、詳細に触れずこれがテレビ》
《太田の話しかなり長いしめちゃめちゃ論点をズラしてました》
《太田の言説は極めて嫌らしいと言う他なく、彼は中居正広、さらにはフジテレビの最大の擁護者となっている》
こうした声が向けられる理由をスポーツ紙記者が指摘する。
「中居さんをめぐる報道は、当初はテレビのワイドショーは“静観”の姿勢でしたが、中居さん側がトラブルの事実を認めたため、ようやくテレビで取り上げられるようになりました。太田さんはテレビ報道が始まる前に生放送で“中居イジり”を展開しているので、整合性が取れないと考える視聴者も多いのでしょう」
太田の“中居イジり”が起こったのは元日に生放送された『新春!爆笑ヒットパレード2025』(フジテレビ系)の場だった。放送作家が振り返る。
「太田さんは『今年は正念場』と切り出し、新番組として『だれかtoだれか』がスタートすると話したほか『Aプロデューサーって誰』『日枝出てこい』などとイジったのです。一連の報道ではフジテレビの関与が取り沙汰されています。さらに、フジサンケイグループの日枝久代表の名前を名指しする姿勢には『出禁になるのでは』といった声が相次ぎました」
1月1日の時点で中居問題はテレビ報道では取り上げられていなかった。さらに『爆笑ヒットパレード』はバラエティー番組、『サンジャポ』は情報番組とジャンルの違いはある。こうした事情を踏まえても、危険なネタが生み出した“大爆笑”と、生真面目な“グダグダ持論”のトーンの変化や落差は致し方ないともいえる。
今後の中居に対する太田の言動にも注目だ。