ーー昨年の総選挙で誕生した新人代議士は、定数465のうち何と99名。若手国会議員が増える中で、新たなメニューを開発していますか?
議員が代わり新たな客層が生まれた事で、面白い事にメニューの出数に変化が生まれました。新たな客層を呼び込むべく随時メニューを開発し、週替わりメニューとして差し込んでおります。
ーー人気メニューBEST3、定番メニューはどんなものですか?
チキンカツ定食、大王カレー&鶏塩唐揚げ、サバ塩定食です。順序は入れ替わります。週替わり定食は、根強い人気を誇っています。
ーー気になるお値段ですが、高級ランチと思いきや意外な線でした。採算性などのご苦労はありますか?
毎日食べる昼食をなるべくリーズナブルに提供するべく、仕入れの調整、手仕込みにこだわりコストを極力抑えておりました。しかし、さしもの昨今の物価高には、日夜頭を悩ませております。
これが国会の“味”
いわゆる「国会の住人」ですが、国会議員(衆議院議員定数465・参議院議員定数248)だけではなく、多数の職員も働いています。
衆議院事務局職員・参議院事務局職員・衆議院法制局職員・参議院法制局職員・国立国会図書館職員と、特別職の国家公務員が何と約4,000人も勤務しているのです。
他に各メディアの記者らが所狭しと飛び歩く他、これも馴染みがありませんが、霞が関(行政府)の各省庁も永田町(立法府)対策として、国会連絡室を配置しています。
お品書き、メニューの全貌や価格は非公開ですが、人気メニューBEST3(さばの塩焼き定食、チキンカツ定食、大王カレー&鶏塩唐揚げ)を試食。取材に同行したビジネスパーソンたちの感想はというとーー。
「さばの塩焼き定食を迷わず注文、シニアは健康に気を遣うので。他の定食屋でさば塩があれば選びますが、脂が乗ってこんがり焼き上げられ他店との違いにびっくり。メニュー自体は変わり映えしないのに、BEST3入りするのも納得です」(健康作りの社団法人を主宰する80代男性)
「BEST3のチキンカツ定食を食べました。スープの出汁に天草大王が使用されていますが、実はその名にふさわしい日本最大級の地鶏です。かつて一世を風靡するも絶滅した、熊本が誇る幻の地鶏なのです。待望久しく70年振りに復元を成し遂げ、肉質や味わいがとても良いと好評を博しています。チキンカツは厨房で1枚ずつ丁寧にパン粉が付けられ、サクッと揚げた食感で、胸肉を使うことでさっぱりヘルシー。スープもですが一口で味の違いが分かりますね」(飲食店含む複数の会社を経営する40代男性)