1月20日、東京都内でプロ野球の12球団監督会議が行われた。その中で、北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督の発言が野球ファンの間で注目を集めている。一方、ネット上ではこの日の新庄監督について「誰だかわからなかった」などと驚きの声が寄せられた。
日本のプロ野球12球団の1軍・2軍監督が一堂に会し、今シーズンのスケジュールや野球規則改正事項の説明などが行われる監督会議。日本野球機構のニュース記事によると、「会議の最後には12球団監督による『プロ野球の魅力向上』についての意見交換」も行われたという。
「この流れはやめてほしい」新庄監督から漏れ出た苦言
「この日、特に話題になったのは新庄監督がポスティングシステムについて意見した場面でした。プロ野球における移籍制度の一つで、日本の球団からアメリカのメジャーリーグへ移るための制度を指します。この制度を使い、日ハムの上沢直之投手が2023年にメジャーへ挑戦。2024年からアメリカの球団と契約したものの、目立った活躍がないまま同年中に帰国しています」(スポーツ紙記者)
さらにその後、上沢投手は古巣の日ハムではなく、福岡ソフトバンクホークスと契約。現在も同球団に所属している。新庄監督は監督会議で上沢投手の例を挙げながら「この流れはやめてほしい」と苦言を呈していた。
「帰国後はまず古巣に戻ってきてほしい、というのが新庄監督の想いだったのでしょう。日ハムファンからも同様の声が出ており、ネット上には『ルール上は問題なくても、新庄監督や日ハムファンが上沢に怒るのは当然』『上沢のソフバン入りはスッキリしない。こんなことが許されたら制度が壊れちゃうよ』『球団やファンはメジャーの夢を後押ししたのに、1年足らずで戻ってきたのは残念。さらに他球団に行ったら批判されても仕方ない』など、厳しい意見が飛び交っています」(前出・スポーツ紙記者)