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ー 「難しい心境を分かりやすく言語化してくれている」

 1月23日、性加害疑惑が報じられていた中居正広が芸能界から引退することを発表した。

 SNS上ではさまざまな意見が飛び交っているが、中居の引退発表の前日に投稿されたお笑い芸人・エハラマサヒロと社会学者・古市憲寿の意見が賛否を呼んでいる。

「難しい心境を分かりやすく言語化してくれている」

 1月22日午前11時43分にエハラはこうポスト。

《法を犯してもいない、何をやったかも定かでは無い状態で20年以上人を楽しませた番組がバタバタ終わると言う時代到来。合法的に人から全て奪える週刊誌。すごいぜ!  正しい事は必要なんよ! でも正しいかどうかわからない状態で印象操作で楽しいが全部奪われて行くのってどうなのよ?》

 この投稿にSNSでは、

《何をやったかも定かではないとして法を犯してないと断言する。重ねて正しいかわからないと強調し印象操作だと決めつける。正しいかわからないと前置きするなら被害者にも配慮すべきだよね。歪んだ正義感》

《ちがう、ちがう。きっかけは週刊誌かもしれないけど、最終的に説明責任がある人がその責任を果たさないからいろんなものが去っていっているだけで、奪ったんじゃなくて、見捨てられただけだよ》

 と批判が殺到することに。

中立的な立場で中居正広騒動について言及した古市憲寿(公式Xより)
中立的な立場で中居正広騒動について言及した古市憲寿(公式Xより)

 一方、古市は午後6時49分にこう投稿。

《今回の一連の報道に関して、何が起こったのか本当にわかりません。実は僕なりにずっと調べてはいるのですが、いわゆる「真実相当性」を満たせそうな、全く違う二つの記事が書けそうなくらい、近い人の証言にも食い違いがあります。

 少なくとも僕が毎週、番組で会っていた中居さんは、ファンの人が知っている「中居くん」と、ほとんど違いがないと思う。でも人にはいくつもの顔があってもおかしくないから、それ以上のことは本当にわからない。だから僕は、安易に中居さん個人を糾弾したり、擁護したりはできません》

 調べた結果、安易に意見ができない事案とコメント。そして、

《せめて中居さんには、何があったのか、自分の言葉で説明して欲しい。(中略)このままフェードアウトしようなんてずるいよ》

 と苦言も呈した。

《共演者としてとファンとして非常に難しい心境を分かりやすく言語化してくれている》

《彼の良い所も悪い所も含めて感じていたことが書かれていて、、、》

《そうなんだよね人の顔はいくつもある 何があったか分からない限り批難も擁護もできない》

 共演していた仲にも関わらず中立な立場で意見したことで、古市の投稿に共感する声が殺到することに。

「エハラさんの投稿はカンテレ・大多亮社長が会見で、“非常に重い案件だなと、こういうふうに思いましたし、ある種の衝撃を私は受けました”と発言する前です。とはいえ、中居さんが女性とトラブルがあったことを認めるコメントを発表した後に、“逆張り”で被害者女性を傷つけるかもしれない投稿をしたのは良識を疑います。

 エハラさんも昨年11月に吉本から独立してフリーで活動しているので、周りに注意やアドバイスをしてくれる人がいないのかもしれませんね……」(芸能事務所関係者)

 中居は引退発表のコメントで、

《これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります》

 と綴っているだけに、的外れな擁護投稿でエハラが中居のようにテレビから消えなければいいが……。