30、40代のボトックス効果
――ちなみに、30代、40代の大人はどうなのでしょう? あまり打ちすぎると耐性ができてあまり効果がない可能性があると聞いたことがあります。
呂院長「極々稀に効果が出にくいという患者さんがいらっしゃいますが、それよりも、30代、40代くらいになってエラに打つボトックスなどは打ちすぎると、たるみが出てしまう場合があるので、そこは気をつけないといけませんね。ボトックスは、ヒアルロン酸注射と同様に気軽に治療ができ、尚且つ効果が高いので、フェイスライン以外にも表情ジワなど気になる方にはおすすめできます。」
――そうなんですね。では、私みたいなアラフィフ(50代)だとボトックスは効果があまり無いのでしょうか?
呂院長「そんなことはありませんが、フェイスラインが気になるのであれば、ハイフ(HIFU)など機械による治療もありますし、大きな効果を期待するのであればフェイスリフトとか糸リフトなどもあります」
――そうですよね、ちなみに先生が考える美人とはどんな方でしょうか?
呂院長「基本になるのは、各パーツのバランスと配置ですね。一概に言えませんが、その方の表情、話し方、しぐさも入ってきますし、その年代によっても違うでしょう。ただ個人的には、普段の表情とのギャップがある女性には魅力を感じますよね。かわいい部分があるのにキリッとしている、とか」
――かわいいのにキリ!? なるほど(笑)。ちなみに、30代のガッキー、40代の米倉涼子、50代の石田ゆり子とかはどうでしょう? そこはもう女優としても実力派、知名度や人気度も考慮されてますが、特に石田ゆりこさんは50代には決して見えないのですが。
呂院長「30代の新垣さん、40代の米倉さん、50代の石田さん、それぞれ年齢を感じさせない美しさがあります。今回の上位3名の方も肌ケアとか、シミシワをケアしていけば、彼女たちのような美しさにはなれるのではないでしょうか」
――最後に、やっぱり橋本環奈さんのことが気になります。4位には入ってるんですけど、トップからダウンしたことはパワハラ報道の影響なのか、それとも、いわゆる彼女は黄金比ではなく白銀比と言われていますが、そのブームが去ったとか?
呂院長「報道が影響したかは分かりませんが、昨年末に紅白歌合戦で彼女の司会を見たのですが、以前のような若々しいさわやかなイメージが薄れて、少し落ち着いた大人びたイメージに感じました。若干ほうれい線の皺が濃くなったのか、口元の下に少し凹む部分が出ている様に見えました。きっと若い頃から活躍されているので、年相応よりも、大人っぽくなってきたのでしょう。
それにしても、芸能人の方って、本当に自分のお顔をよく研究してらっしゃるなあと感じます。ちょっとした角度でも気になるところがあったら、きちんとご自身でケアされていますし、やっぱりメディアなど露出が多い方ほど気にされていますよね」
――横から見ても上から見ても下から見てもイイ女、ってやつですね。
呂院長「橋本環奈さんはほうれい線からマリオネットラインにかけての口元というか、もう少しボリュームがあってもいいと思います。表情を作るとき、ぐっと笑った時にラインが入ってしまうところをケアしたら、また1位に返り咲く気がします」
――そこをケアするにはどうしたらよいのでしょう‘?
呂院長「ヒアルロン酸を入れるといいんです。でも、ほんの少しですけどね」