課した宿題を「持ち逃げ」

「佐々木選手が所属していたロッテ側は面白くないでしょう。所属選手のMLBへの移籍契約が合意に至った場合、MLB球団から所属球団側へ譲渡金が支払われます。しかし、佐々木選手のように、マイナー契約を結んだ場合、その金額が激減するのです。実際、昨年メジャーへ移籍した山本由伸選手の譲渡金が日本円で約72億円だったのに対し、佐々木選手は約2億6600万円と、大きく差がついています。佐々木選手を目当てに球場へ来るお客さんも多いですし、ロッテとしては、移籍するにしてもあと2年は待ってほしいところだったと思います」

名前が1文字違いの佐々木希と日本テレビ系『しゃべくり007』で共演した佐々木朗希(本人のインスタグラムより)
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 佐々木の獲得を巡っては、20以上のメジャー球団が手を挙げたそう。しかし今、その関係者らも佐々木の行動に顔をしかめているという。

「佐々木選手はオファーのあった球団と面談した際、ある宿題を課していました。それが『昨年、ロッテで自身の球速が落ちた理由と二度と起こらないようにするためのプランを立てる』ことだったのです。各球団は佐々木選手獲得のため、かなりの予算を投じて宿題の回答となるレポートを作成したといいます。しかし結局、佐々木選手はドジャースへ入団することとなり、ほかの球団はレポートを持ち逃げされる形となったのです。これに腹を立てている球団関係者は多く、佐々木選手は現在“ヒール扱い”をされているんだとか」

 ずる賢いとも言えるこの行動を「佐々木選手らしい」とスポーツ紙記者は語る。

「佐々木選手はとても頭がよく、悪く言えば狡猾な性格のように思います。一連の行動は無意識的なものではなく、交渉はいい機会だと考え、計画的に行ったのではないでしょうか」

 手に入れたレポートを元に、“ヒール”としての評判を吹き飛ばす活躍に期待したい。