2025年1月27日のフジテレビ“やり直し”記者会見には(左から)遠藤龍之介副会長、港浩一前社長、嘉納修治前会長、金光修フジMHD社長が
2025年1月27日のフジテレビ“やり直し”記者会見には(左から)遠藤龍之介副会長、港浩一前社長、嘉納修治前会長、金光修フジMHD社長が
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 この訂正について、『週刊文春』は1月29日にコメントを発表したが、

フジテレビは、中居さんが女性とトラブルを起こしたことを認識しながら、起用し続けていたということに変わりはありません。また、現役女性アナウンサーもA氏に誘われた会食での被害を告発しており“上納文化”が指摘されています。スポンサー離れも加速し続けており、フジテレビは“崩壊の危機”に瀕しています」

 会見の2日後、フジテレビでアナウンス部長を務めたこともある元アナウンサーの露木茂氏に“上納文化”の実態や会見の印象を聞いた。

「会見はテレビで見ました。なんだか、よその会社の出来事を見ているようで……。会社を離れて25年になりますが、別の会社で起きている出来事のように思いました」

会見に姿を見せなかった日枝氏

──女性アナウンサーが接待に参加させられるという話は聞いたことはあるか?

「まったくないです。実態がわからないし、いま何が起きているのかもわからない。そういう意味で“別の会社”と申し上げました。もう、あまりにも意外で、びっくりというか、がっかりというか……」(露木氏)

 また、会見で記者から何度も名前があがったのが、フジ・メディアHDとフジテレビの取締役相談役を務める日枝久氏だった。

「日枝氏は、フジテレビの労働組合から27日の会見に出席するよう求められていましたが、姿を見せませんでした。日枝氏は、長年フジテレビ内に強い影響力を持っており、今回の問題につながる企業風土を築いた張本人ともいわれています。そのため、記者たちから、なぜ出席しないのかといった質問が相次いだのです」(前出・全国紙記者)