欧米式スタイルを好む佳代さんは

 しかし、佳代さんは息子を第一に考えるばかりに、竹田さんに対して、次第に雑な態度を取ることが増えていったという。

「圭くんの誕生日会のとき、竹田さんは都内の高級フレンチ店でサプライズケーキを用意して、プレートにお祝いの意味を込めた英語のメッセージを従業員に書いてもらったそうです。しかし後日、佳代さんが“あの英語は意味がよくないって圭ちゃんが言ってる”とクレームをつけられたそうで……。

 ほかにも、圭くんが成人したときの記念写真を帝国ホテル内の写真店で撮影した際、竹田さんの車で3人で帝国ホテルに向かったのですが、竹田さんだけ写真に入れてもらえず、“タクシー代わり”にされたそうです。しかも、当日履いていた圭くんの靴は竹田さんがプレゼントしたもの。佳代さんに都合よく扱われ、竹田さんの感情は冷めていったそうです」

 佳代さんの対応に“財布代わりにされている”と感じた竹田さんはついにしびれを切らし、婚約から約2年後の'12年にふたりは破局。

「竹田さんとの間に生じた約400万円の金銭トラブルのうち、約300万円は大学の入学費用やアメリカ留学費用、アナウンススクールの授業料など、圭くんのためのお金でした。佳代さんとしては愛息に満足のいく教育を受けさせたかったのでしょうが、周りが見えなかったのか、竹田さんの純粋な思いを踏みにじる形になってしまいました」

圭さんが成人したときの記念撮影。竹田さんがプレゼントした靴を履いて撮影に臨んだ
圭さんが成人したときの記念撮影。竹田さんがプレゼントした靴を履いて撮影に臨んだ
【写真】小室佳代さんが出版する「自伝エッセイ本」、ほか多数

“共存30年”を経て、深まった母子の絆。ふたりの関係性を受けて、一部では《一卵性母子》と報じられたこともあった。 

「ふたりは毎朝、最寄り駅まで一緒に歩き、改札で別れる際には“ハグ”をするというルーティンがありました。これは、圭くんが大学を卒業してからも続いていたといいます。しかし、欧米式のライフスタイルを好む佳代さんなら、映画や海外ドラマに感化されて、母子のハグは自然なことと考えていたのかもしれませんね」

 金銭問題が解決していない‘21年の夏、『週刊文春WOMAN』の取材に応じ、《いつ死んでもいいと思うこともありました》と胸のうちを吐露していた佳代さん。息子夫妻の結婚から3年が経過したこのタイミングで自伝本を出版する真意とは─。