沖縄での先行導入、その反響は?
スターバックスはこのバイオマスプラスチック製ストローを、2025年3月以降、全国で展開する。それに先駆け、沖縄県内の23店舗で1月23日から新ストローの先行導入を実施した。
「沖縄ではアイスビバレッジの提供比率が全国平均よりも15ポイント以上高く、ストローを使用する機会が多い地域です。そのため、先行導入の場として適していると判断しました。
導入直後、実際に店舗で使用したお客様からは、『おいしい』『なめらかで飲みやすい』『これまでのプラストローと変わらない』といった、素材に関するポジティブな意見が目立つ一方、『環境負荷が低い素材』『サステナブルな選択』といった環境面での評価も多くいただきました」
ストローだけじゃない環境配慮
今回導入されたバイオマスプラスチック製ストローは、スターバックスの環境への配慮の一例に過ぎないとスターバックス広報の担当者は語る。
「ストローは環境負荷低減のための取り組みの一つです。このほかにも、タンブラーの利用促進や店内でのグラス提供、環境に配慮した店舗づくりなど、事業活動全体を通じてサステナブルな行動を展開しています。これからも私たちの理念に共感いただけるよう、さらなる努力を続けてまいります」
――沖縄での導入成功を皮切りに、今後全国に展開されるバイオマスプラスチック製ストロー。ネット上では、待望のプラ製・新ストローの登場に期待の声も多く寄せられている。このストローの効果と反響が、持続可能な社会づくりにどのように貢献していくのか、今後も注目である。
取材・文=逢ヶ瀬十吾(A4studio)