フジテレビからの正式回答
「アニメの制作費は1話あたり1000万円から3000万円ほどが相場だと言われています。この金額で毎週作るので、スポンサーの協力は必須です。 2004年に放送開始した週刊少年ジャンプの人気アニメ『BLEACH』も、2007年に放送スタートしたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎(5期)』も人気作品でしたが、スポンサーの撤退で打ち切られたといいます」
今回のスポンサー撤退によって、ネットを中心に囁かれる“国民的アニメの打ち切り説”を、制作サイドはどのように受け止めているのか。
『ちびまる子ちゃん』を制作する『日本アニメーション』にフジテレビへのCM提供見送りに関して問い合わせるも、期日まで回答はなかった。
一方、同様の質問を『サザエさん』を制作している『エイケン』に問い合わせると、
「弊社より回答を行っておらず、ご質問がございましたらフジテレビ様へご取材いただければと存じます」
との返答だった。放送元であるフジテレビに問い合わせると、CM提供の見送りに関しては、
「営業の詳細については回答を控えさせていただきます」と明言を避けつつも、両作品の今後の放送に関して、「原作元や制作会社の皆様のご協力のもと、今後も制作・放送してまいります」
と、両作品の放送継続の姿勢を示した。国民的アニメへのCM提供が戻るのは、いつになるのか――。