銭湯シーンに「感覚が狂ってる」

 そんな経緯があったにも関わらず、Netflixで世界配信される中、今回の銭湯シーンについてX上では、

《乃我くん、大丈夫だったかな、、初めての銭湯で、大人数の前でカメラで裸を撮られて、全世界に公開されるって、アメリカ出身の子にはショッキング》

《温泉に入って裸の付き合い、って何世代前の日本…?》

《タイプロの銭湯の件って唐突だよな未成年もいるのに…》

《10代の子が2人もいるのに本当に勘弁してほしい。感覚が狂ってるよ》

 と、銭湯文化に慣れていない浅井含む10代メンバーや、オーディション参加者とはいえまだ一般人の候補生に対する配慮が無いとして厳しい声が並んだ。

ファンの間で共有されている銭湯での配置図(Xより)
ファンの間で共有されている銭湯での配置図(Xより)
【写真】「感覚が狂ってる」ファンにより作成された銭湯での配置図

 また、

《ラポネ(LAPONEエンタテインメント)に慣れてるとタイプロ急に脱ぎ出して焦る 旧ジャニ上裸に寛容すぎる》

《男の裸体を雑に扱ってきた事務所だからさぁ〜変わってくれ》

《事務所が色々あって未成年もいる中、カメラいる?っていう…タイプロのスタッフとタイムレスは価値観アップデート出来てなさすぎです》

 と、他の事務所に比べSE社が男性への性的搾取への意識が変わっていないという声もあがっている。

timeleszの3人も、ジュニア時代から上半身の露出は当たり前の世界で生きてきました。特に菊池さんはドッキリ企画で全裸姿のまま『許せない!』と絶叫したことで大ブレイクのきっかけを掴んだので、ファンのために鍛えた肉体美を見せるのも仕事のうちと思っているかもしれません。

 ファンのSNSでの投稿の中には、今回の銭湯シーンを『タイプロの中で一番性的に興奮した』『ズボン脱ごうとしたその続き見せて欲しかった』など、“ご褒美ショット”として絶賛している声も実際あります。また同シーンが撮影された銭湯を特定したり、11人の銭湯での配置図なども作成され、ファンの間で共有され喜ばれています。

 ただ、男女逆だったら絶対にやらないであろう企画でもあるので、事務所が男性の裸体を軽々しく扱っていると言われても仕方ないですね」(前述の関係者)

 さらに今回は、最終の合否が発表される前のシーンでもあり、審査の一環だと思うと拒否したくても出来なかったであろう状況に対しても非難が寄せられている。

 また、銭湯シーンだけでなく、候補生が就寝する部屋を定点カメラで映し続けており、候補生の気の休まる暇がないとも指摘されている。

 かつて、アジア圏を中心に世界を狙いたいと話していたこともある菊池。世界に向け配信されているタイプロは、合格者と共にtimeleszが世界に羽ばたくチャンスでもある。ただ、タイプロ運営や事務所は、銭湯で“裸の付き合い”が日本独自の古い価値観であることにも留意した方が良さそうだ。