「後輩には半額にしているから」と主張

「じゃあ、来ないでええと俺は思ってて。半額なんですよ! それを高いととるか、ありがとうございますってとるかは人それぞれの感覚で。後輩はたしかにお金ないです。ただ、ほんなら買わなくてもいいし。

 俺が正規の値段で『買わへんの?』って言うのはアカンことやと思うけど、半額にしてるから。『買わへんの?』とか言わないけど……、ケチじゃないよね、半額やから」

 と、半額にマケているから問題ないと主張。だが、半額だろうが全額だろうが、欲しくない洋服を先輩から無理やり買わされたのなら、立派なパワハラである。

 そういった疑惑が報じられたこともあり、木下のアパレルブランドは一時販売休止に追い込まれたこともあるのだが、そういうことを意に関せず、今回の釈明動画に着用したため相方と“大げんか”にまで発展したのだろう。

 しかも、木下のハラスメントは“押し売り”だけではない。

最初に報じられたハラスメントは2018年末のことです。事務所の先輩芸人である『よゐこ』の濱口優さんの結婚パーティーに出席した木下さんは、“濱口さんに渡す”と言って後輩から集めた会費を着服したと報じられました。

 さらに、その疑惑をライブの舞台上で問いただした後輩芸人に対し木下さんが激怒し、ライブ後の楽屋でその後輩芸人の顔めがけてペットボトルを投げつけたことも報じられました。のちに木下さんはこの件について、“集めたお金を預かっとくわ”と言ったのが、普段の行いもあって、“ネコババしたんちゃうかというネタになった”と語っていました」(前出・芸能事務所関係者、以下同)

 さらにハラスメント疑惑は続く。

「2019年10月には当時引っ張りだこの人気芸人、『安田大サーカス』のクロちゃんへの暴行が取り沙汰されました。数年前のできごととのことでしたが、“後輩のクロちゃんが木下をイジる”というドッキリ番組でイジられたことに激怒した木下さんが、クロちゃんに対して土下座を要求し、そのうえ、革靴で顔を踏みつけたと……」

 そういったことが積み重なって2020年3月に松竹芸能を退所し、その後はフリーとしてYouTubeなどで活動を続けてきた。

 現在、木下は「事の重大さを本当に理解したうえで、今後どうしていくかというのを真剣に考えている状態」だと相方の木本は明かしたが、今後のことより、まずは自分の過去の行いを見つめ直したほうがよさそうだ。