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ー 子どもがいるから別れられない
だいたひかる

 芸人のだいたひかるが自身のブログを更新し、夫婦のあり方を打ち明け読者から共感を集めている。

子どもがいるから別れられない

 この日掲載したブログのタイトルは「子供がいなかったら別れてたな」というもの。内容は、夫でアートディレクターの小泉貴之さんとのケンカについてだった。《最近かなり激しめの、夫婦喧嘩をして… 疲れた むこうもそうだとは思いますが》と、お互い心をすり減らすほど衝突だったことを明かした。

 続けて、《私は違うと思ったら、直ぐ別れる方でって…なんの自慢にもなりませんが… 男性に振り回されて、負け戦する暇があるなら仕事をしようと思う方で…》と、これまでの交際では意見の食い違いがあれば自ら別れを切り出し、男女関係より仕事を優先していたと回顧。

 ただし、《夫は他人ですが、子供がいるので…直ぐ別れようとは難しく。我慢が必要ですよね 辛抱が足りないのかな》と、3歳の一人息子の存在が離婚を踏みとどまらせていると告白。また“我慢が必要”と、なんとか夫婦関係を続けようとする意思を示していた。

 2013年、小泉さんと再婚した、だいた。それから実に12年、母親ともなった彼女の“本音”に対し、ネットではこんな声が。

《マジわかる 旦那育児何もしない》 《子はかすがいって言葉があるぐらいだし、私も子供いなかったら別れてたと思う》 《私もまったく同じ。子供いなかったら100パー離婚してた》

 と共鳴する人も多かった。そんな、だいたのブログの人気はどこにあるのだろうか? スポーツ紙芸能記者は、「それは彼女の波瀾の人生と、そのときどきにつづる正直な思いにあるのだと思います」と語り、こう続けた。

「だいたさんは2016年、40歳のときに乳がんが発覚。右乳房を全摘し、抗がん剤治療を受けました。ところが3年後の2019年に再発します。温存手術に比べて再発のリスクは低いとされる全摘手術からの再発でした。当時彼女は、これから受けることになる放射線治療について夫から説明してもらったと明かしながら、『焼畑農業みたいなものかな?』と尋ねると、夫が『そう!』とうなずいてくれたと書いていました」

 そんなだいたの夢が子どもを授かることだった。

「長年、夫婦は不妊治療に取り組んでいました。それはだいたに最初の乳がんが判明する前から始めてて、がんがわかった際は一時ストップしていましたが、2022年1月、46歳で第1子男児を出産しました。同世代のママさんはやはり、そんなだいたの日常から励まされたり、さまざまなことを学んでいたのだと思います」(前出・スポーツ紙芸能記者)

 今回のブログは夫婦の今後に関するシビアな内容となったが、良いときもあればそうでないときもある。だいたのギャグではないが、「どうでもいいですよ」と言えるような、ほのぼのとしたブログを待ちたい。