少しふっくらしていると老けにくい
ー―では、大野さんも一年ぐらいかけたら以前の大野さんに戻るかもしれませんね。
呂院長「肌はある程度、改善するかと考えます。でも、歳とともにほうれい線も深くなってきます。これは一般的で仕方がないこととはいえ、やっぱりアイドルとなったら、生活スタイルから本気で変えないといけないでしょうね。当然、身体も鍛えないと」
ー―相葉さんにいたってはテレビでもいまだに大活躍です。ただ、先日BTSのジンさんと共演していました。年齢は10歳ほど相葉さんが上なので仕方ないのですが、ジンさんと並ぶと肌質とシワ感がかなり気になりました。
呂院長「逆にほうれい線の修正は、ヒアルロン酸や美肌マシンなどである程度できるんです。ただ、目尻のシワと顎のところももたつきが気になります。でも、仕方ないのでしょうね。アイドルの方ってずっと笑っているから、どうしても笑い皺が残ってしまうというか。役者さんだったら深みが出てそれでもいいのでしょうけど、相葉さんは俳優ではないんですもんね。だから、ヒアルロン酸と脂肪注入などでリセットしたらいいのではないでしょうか」
ー―櫻井さんは一度太りましたが、また元に戻りました。それは先ほどお話した松本さんもそうです。先日イギリスで舞台をやっていて、大河ドラマの頃よりも若返っています。
呂院長「二人とも、もともと丸顔系の童顔だから、若々しい印象ですよね。女性だけでなく、男性も少しふっくらしていると、老けにくいんです。ただ、顎下に肉がついてしまうと残念なので、顎下がもたついてどうにもならない人は、ハイフなどの美肌マシンでタイトニングをするといいでしょうね。それでもダメなら脂肪吸引という手もあります」
ー―二宮さんは基本的にはずっと痩せています。むしろ太ることができなさそうですけど、彼は役者さんなので、容姿には味があった方がいいでしょうか?
呂院長「いいと思いますよ、やっぱり。彼には独特なかわいらしさがあるじゃないですか。それとシワ感がまたいいギャップになるのかなって感じます。いろんな役作りができるんじゃないですか? いずれにしても、皆さん、お肌のケアはするべきでしょう。シミは絶対にない方がいいし、日焼けもしない方がいいでしょう」
ー―そうですよね。ケアは必須として、嵐のメンバーの10年後はどうなると思います? いわゆる50歳のアイドル。今のSMAPと一緒の年代になったら、大活躍の木村拓哉さんみたいなカッコよさはキープできているのでしょうか?
呂院長「嵐ってすごく距離感が近い男性アイドルというイメージがあるので、木村拓哉さんというよりも、あえて格好をつけないで等身大の身近なアイドルグループのイメージで親しみやすいグループでいけばいいんじゃないでしょうか?
そのためにはある程度、見た目に気をつけていってほしいですよね。アイドルとしての自覚を持って、肌がボロボロじゃダメです。私が開発したLATINOU(ラティーヌ)という化粧品があって、それは臍帯+臍帯血細胞でW幹細胞配合のヒト由来の幹細胞培養液配合化粧品があります。そういった最新式の化粧品を使うのも一つの手ですよ。男性アイドルの方も普段から洗顔、保湿などお肌のケアを真剣に心がけてほしいいですね」
ー―そうです。アイドルって、かわいいだけじゃダメなんです!
呂院長「トークもおもしろいし、同じ年代の私としてはぜひ嵐には復活してがんばってもらいたいですね」
今回お話を伺ったのは……
呂 秀彦(ロ ヒデヒコ)先生。R.O.clinic(アールオークリニック)院長。日本形成外科学会専門医。医学博士。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て2020年R.O.clinic開院。患者一人ひとりに真心と誠意を持って、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)に所属。