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ー 主演の佐々木希を“食う”演技

 

 元NMB48メンバーで女優の渋谷凪咲が見せる“怪演”が話題だ。

主演の佐々木希を“食う”演技

 渋谷は現在、Netflixでも先行配信されている深夜ドラマ『地獄の果てまで連れていく』(TBS系)に出演中。主演女優は佐々木希ながら、それを上回る演技力と存在感を発揮している。

 本作は女の復讐劇がメインテーマ。高校時代、人殺しの娘と周囲から疎まれていた佐々木演じる主人公・橘紗智子の唯一の味方となってくれていた親友・花井麗奈を渋谷が演じる。だが、麗奈は心優しき人物などではなく、卑劣なモンスターであり、紗智子と父親に殺人の罪をかぶせる。

 それから14年後、母となった紗智子は整形手術で顔を変え、ベビーシッターとして麗奈の家に潜り込む。かつての恨みを晴らすべく壮大な復讐劇が繰り広げられるストーリーだ。

 往年の“昼ドラ”さながらのドロドロとしたストーリー展開とともに、ネット上では渋谷の演技力を絶賛する声が相次いでいる。

《渋谷凪咲が狂気じみてて怖い》
《ほんわかしてる関西弁が好きだった渋谷凪咲ちゃんだけど、麗奈は怖い。笑顔まで怖くなってくる》
《渋谷凪咲がとにかく不気味 目の前の人間に冷たい無関心を見せる演技が怖い》

 麗奈が見せるふとした表情やしぐさのひとつひとつに悪意や狂気を感じるという声が相次いでいる。

 さらに、《地獄の果てまで連れては渋谷凪咲の演技でもってる。佐々木希はあまり感情移入できない》といった佐々木の演技力と対比した声も。

 渋谷にこうした評価が集まる理由を芸能プロ関係者が語ってくれた。

「もともと渋谷さんはアイドル時代から笑顔がチャームポイントであり、ほんわかした雰囲気をあわせ持つ明るいキャラクターでした。その分、狂気を帯びた今回の役柄とのギャップがきわだっているのでしょう。

 さらに渋谷さんはバラエティー番組では“大喜利力”も絶賛されていたので、臨機応変な対応や発想力にすぐれた女性です。このあたりの特性も演技に活かされているのでは。今後も幅広い役柄に挑戦してほしいと思います」

 脅威の演技力で主演を“食って”しまった渋谷。バラエティー番組でのブレークに続いて、女優としてもさらなる活躍に期待したい。