都内の容疑者宅から犯行現場の埼玉県川口市内までは、荒川を挟んで比較的近い。
川口市にバイク移動して、小学生の女子児童にわいせつな行為をした疑いが持たれているのは、都内の私立高校の教諭・柏原潮容疑者(61)。県警捜査一課と武南署が2月25日、不同意わいせつ容疑で逮捕した。
自己の性欲を満たすためにやった
「2024年7月8日の午後2時40分ころ、人通りの少ない路上で、1人で下校中の女児に声をかけ、身体を触るなどのわいせつ行為をしたとされます。2人に面識はなく、犯行後は近くに駐車していたバイクで逃走しました。女児は帰宅後、知らない男に触られたことを家族に話し、家族から110番通報がありました。
捜査当局は周辺の防犯カメラの映像解析などから容疑者を特定。柏原容疑者は警察の取り調べに対し“自己の性欲を満たすためにやってしまった”などと容疑を認めています」(全国紙社会部記者)
ほかにも、同種の複数の犯行への関与をほのめかしているといい、県警は余罪を含めて慎重に調べているという。
息子の誕生日に焼き鳥とハイボールで祝杯
容疑者宅は、29年前にローンで購入した東京都北区赤羽北の分譲マンション。
妻子がおり、成人した息子の誕生日に焼き鳥とハイボールで祝杯をあげてSNSに投稿するなど、フレンドリーな親子関係がうかがえる。
「エッ!? そんな容疑で逮捕されたんですか。そんなことをする男性ではありませんよ」(同じマンションの女性住人)
毎年、正月には教え子の合格祈願のためか、学問の神様として知られる東京都文京区の『湯島天神』にお参りしているという。
女子高で教鞭をとった際は、卒業生からもらったとするシュークリームの画像をSNSに投稿し、
《副顧問という名の鍵当番をしている部の卒業生からいただきました。(中略)還暦を迎えたおじいちゃんにも心遣いができる優しい子たちです。ありがとう》
と、嬉し涙の絵文字つき。生徒とも良好な関係を築いていたようだ。

理事職は解任
地元の少年サッカーチームの運営にも携わり、『北区サッカー協会』では理事と少年少女委員会の副委員長を務めていた。
同協会は逮捕を受け、柏原容疑者の処遇について、
「理事職については解任の方向で手続きを進めており、次回総会で正式に解任となる見込みです。少年少女委員会の副委員長職については委員会会則にのっとってすでに解任し、加盟団体代表には解任を知らせる通知をいたしました」(同協会会長)
と回答した。