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ー 過去には在日韓国人やアイヌ女性への差別投稿も
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ー 小沢一郎衆議院議員は「自民党は完全に壊れた」

 自民党は7月の参院選比例代表に杉田水脈元衆院議員を公認候補とすることを発表。SNSでは、多くの反対の声が相次いだ。

過去には在日韓国人やアイヌ女性への差別投稿も

《政治信条に関わらず、公認するとかあり得ない》

《絶対に議員にさせたくない一人》

杉田元議員は'18~'22年の政治資金収支報告書への不記載額が1564万円に上り、昨年4月に党の役職停止6か月の処分を受けました。昨年10月の衆院選は出馬しなかったのですが、夏の参院選で当選を目指そうとしています」(全国紙記者)

 旧安倍派の裏金事件について本人は、

私自身も今は議員でございませんので政倫審に出ることは叶わないんですけれども、議員となってちゃんとした立場になったらきちっと話もしますし、党の決定に従いたいと思います

 と、当選後に政治倫理審査会で弁明するとしたものの、杉田元議員の不祥事は裏金問題だけにとどまらない。

 '14年に衆議院本会議で、

男女平等は絶対に実現しえない、反道徳の妄想だ

 と女性差別発言をし、問題に。

 '16年には自らのブログに「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と在日韓国人やアイヌ女性への差別を書き込み、その後撤回。

 '23年に札幌法務局と法務省がそれぞれ人権侵犯だと認定したが、自民党から処分はなし。

 '18年7月発売の月刊誌『新潮45』に、同性カップルは「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」と寄稿。批判を受けて同誌は休刊、東京・永田町の自民党本部前では抗議デモが行われた('22年に「生産性がない」発言を撤回し、謝罪)。

 '20年に自民党本部の会議で性暴力被害者への支援をめぐり、「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言。