同じ役者同士、芝居の話をすることはあるのだろうか。
「芝居うんぬんではなく、何を感じたか聞くようにしています。舞台などを一緒に観に行って、彼が何を感じるのか、私が何を感じたのかを話し合うのが面白くて好きなんです」
あくまでも感性を育てることを大切にしているという寺島。他に子育てで気をつけていることを聞くと、
「“お母さん、嘘つかれることは人一倍嫌いだから”というのは散々言っています。私自身、嘘をついて母にすごく怒られるタイプの子どもでしたが、“嘘だけは絶対につかないで”と言われて育った結果、バカ正直な人間になっちゃいました（笑）
正直者がバカを見ることもたまにあるので難しいところですが、母としては嘘をつかず素直に育ってほしいと思います」
また、今後は徐々に自立を促していきたいと語る。
「以前までは結構いろいろやってあげていたのですが、そうなると子どもはそれが当たり前になっちゃうからダメですよね。
今は“恥をかくのもあなた。決断するのもあなた。それに関して責任を取るのもあなた”というふうに伝えています。もう中学生になるし、あっという間に大人ですもんね」
息子の成長を思う母親の顔を見せた寺島。娘を思う母親ジョーンをどのように演じるのか期待が高まる。
舞台の見どころ
家族の話なので、どなたが見ても共感できる部分があると思います。摂食障害を扱った舞台ではありますが、お芝居中にちゃんと本物の食べ物を食べているところも見どころです（笑）。
毎日“リピート”している習慣
ヒマラヤの塩を入れた白湯（さゆ）を朝一番に飲むことです。健康のために毎朝まず身体を温めるところから始めようと思って。思い込みかもしれませんが、身体に良い気がするんですよね！
ついついやっちゃうこと
夜中までのスマホパズルゲームかな～（笑）。なぜだかわからないのですが、ずっとやっちゃうんですよ！かれこれ10年は、やり続けています。完全に依存症ですよね（笑）
舞台『リンス・リピート―そして、再び繰り返す―』
4月17日（木）～5月6日（火・休）紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演
撮影／齋藤周造 ヘアメイク／片桐直樹 スタイリスト／中井綾子（crepe）
